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冥王現る

 我現る

 フッ!はっはっは!

 大声が響き渡る

 黒い部屋

 俺は気がつくと自分の部屋でも

 ゼウスさんの時の様な夢の中ではなく

 部屋全体が漆黒の部屋にいた。

 そして目の前に

 黒いマントと黒い仮面をつけた人物

 黒い人物 

 声からして男性だろうか

 黒い服を纏う男性は右手を虚空に振り上げマントを翻す。

 そしてカッコをつける

 ポーズは

 一時期流行った

 瞳の魔眼の催眠術で世界を支配を目指すアニメの主人公ににていた

 確か童帝ルルーシュだったか


 聞け人間よ!

 我は冥界をすべる王!

 死の神


 ハーデス!


 どこからかドラムとファンファーレが鳴り響く


 貴様がゼウスに入れ知恵をしている人間だな

 残念だったな貴様の企みは我の前には通じんぞ!

 黒い仮面の男は俺を指差す

 なんか最近こんなことあったような


「あのう、なにか勘違いされてませんか?」


「勘違い!違うぞ、間違っているぞ貴様!世界を欺こうとしてるな!」


「世界を欺こうなどしてませんし意味が分からない」


 いかん。突然の事で訳が分からず相手のペースになっていく、落ち着かねば


「はっはっはっは、とぼけるか我は貴様が我が妹ヘスティアをもたぶらかしているのは分かっているのだ」


 既視感の正体がわかった。

 ヘスティアさんの兄さんなのか兄弟揃って同じやり取りで人の話を聞かない


「あのうヘスティアさんの兄さんだというのは分かりました。それでご用件は?」


「ご用件はだと!ヘスティアの件もあるが貴様がゼウスと組んで世界を変えようとしているな。人如きが、世界を変え妹ヘスティアをたぶらかせる事が出来るはずがない!つまり人の姿は偽り!世界を欺いてるな!我は騙されんぞ」


 ダメだ思い込みが凄い

 これはまた時間がかかりそうだ困った。

 それより、ここはどこだ

 夢の中の感じはしないし

 なんか日本の様な気がしない


「誤解されてるみたいですね。まずは話を聞いてください。とりあえず名乗らせてもらいます。私は安井と言います」


 冥界の王と名乗るハーデス様は大様に頷く


「私は勉強中でありますがキャリアコンサルタントGという資格を勉強しており人の悩みを聞き相談を受けることをしております」


「悩みだと、貴様が人如きが神の悩み相談だと」


「そうです」


「なら、ゼウスやヘスティアもそうだと言うのか!」


「残念ながらそおいうのは守秘義務で言えません」


「ふん!言ってると一緒ではないか、なら何を相談したと言うのか?」


「それもお答え出来ません」


「我を馬鹿にしておるのか」


「そおではなく、こちらも仕事上の約束事ですのでご理解ください。」


「貴様は一時的に我が冥府に呼んだのだ逆らえば帰ることはできんぞ」


 ハーデス様は脅してきた。

 どうしよう怖い

 というか冥府ってどこ地獄谷温泉あたりとかじゃないよね。それでも遠いけど


「冥界の王だと言われましたね?」


「そうだ我は冥界の王恐れるがよい!」


「王であれば約定ごとの大事も知られてると思います。それともハーデス様は仕事の約定を守ることはないのですか?」


「フッハッハッハ!王とは傲慢なものだ約束など自分次第だ、だが我は約定は神の誇りで守る」


「では、ご理解ください。他の相談者との内容は話すことはご容赦ください」


 静かになる冥府の王

 俺は内心ビクビクして待つ

 こんな場所で放置は怖い

 兄弟の話なので相談内容ぐらい話してもいいかと思うが、やはり怖くても躊躇してしまう


「フン!意外と人にしては骨のある様だな。いいだろう貴様の話しきいてやる」


 そして俺はゼウスさんとヘスティアさんとの出会いのあらましを、説明した。相談内容やその後は伝えてない。


「安井と言ったな話は分かった、どんな経緯にしてもゼウスとヘスティアの結果的に相談相手になり。神の世界に関して別に他意もないことも信じてやる」


「ありがとうございます」


 ハーデス様は右手で顎を掴み。考える素振りをする。


「では我の話も聞いたら返してやろう」


「話ということはハーデス様もご相談という事でよろしいでしょうか」


「我も兄弟の事が心配だからな貴様は内容を話さんのが約定だというなら我も力で破るなどはすまい、なら直接我が試してやろう」


 ハーデス様は見た目は怖いし言葉も怖いが兄弟思いなのだろうか


「では依頼として聞きますが報酬も頂きますがよろしいでしょうか?」


「知らぬ地に招かれておいて報酬まで求めるか面白い!」


 うう、怖いけどゼウスさんからも貰ってたみたいだしヘスティアさんからも貰って他の神からは貰わないというのは気持ちの悪い感じになるので言うことにした。


「我の悩みを聞けい!

 嫁と仲良くしたい」


「私には無理です」


「何故じゃ!」


 どこかでやった様なやり取りをするのであった。



ハーデスはお年頃中2の病です

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