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アイドル ロリ女神様

 ヘスティアさんの相談を聞いてから一月ほどたった。


 俺は驚いていた

 ポルナレフ状態になる

 何をいってるのかわからねーと思うけど俺も何が起こったのか分からない。

 ありのまま今起こった事を話すぜ


 女神は少女で幼女でロリ娘で私ではなく僕っ子の歌って踊れるアイドルだったんだ!


 目の前にはロリ女神から渡されたファンクラブカードがあった。

 それを俺は最近自作した神棚に祀ることにした。

 髪と神は同等だからだ祈りを捧げねば。結構必死の願いである。

 そこでカードに触れると、たまたま指が可愛い炉の絵が書いてあるマークに触れてしまった。

 するとそこから映像が浮かび上がった。 


「は〜い、みんなのアイドル!ヘスティアだよ!


 今日は僕のLive来てくれてありがとうね〜!」


 Liveのステージ上で可愛いゴスロリ風の服を来て

 会場の皆に手を振るヘスティアさんいや、ロリ女神

 会場いっぱいの観客は歓声をあげる。


「では歌うね曲は」


 ー近づかないで恋はダメ⭐︎ー


 可愛い歌声が会場に広がる

 そのたび会場のボルテージが上がっていく。

 ヘスティアさんは踊りながら

 決めポーズらしいウィンクを決める

 俺はフリーズしていた。

 見てはいけないモノを見てしまった。

 どうしよう。

 本人には黙っておくべきか


 そこにおり悪く本人であるヘスティアさんが窓から現れる。

 マジマジと浮かぶ動画を見る俺と目が合う。

 お見合いをする二人。

 先に動いたのは皆んなのアイドル

 ロリ女神様だった。


 なんで!


「なんでアンタがそれを見てるのよぉ〜!」


 頭を蹴られよろける俺からカードをもぎ取るロリ女神

 俺はあわててカードを取り返す。

 いけない!

 このカードは髪の加護にとって大事なもの渡すわけにはいかない。

 それが例え本人の加護のカードだとしても返してくれるとは限らない。いや、この流れは返してくれないだろう、そうなると困る。大変困る。

 カードを取り返そうと暴れ真っ赤になるロリ女神


「ヘスティアさんは本当にアイドルだったんですね疑って申し訳ございませんでした。」


「あれは違うの!あれは、違うというか、そんな意味と違うというか、その、あれは最近、始めたというか‥‥」


 慌てるロリ女神であったがついに観念したのか

 開き直って手を組み始めた。


「ええ、ファン向けにコンサートをしたわ。お陰様で大盛況よ!当然ね。皆は私に釘付けだもの」


「ええ大盛況でしたね。大変驚きました。驚いたと言えば実は普段は私ではなく僕呼びなんですね、僕呼びも似合ってますよ」


 ロリ女神は顔を真っ赤にして頭を蹴ろうとしてくる。

 だが俺はひらりとかわす。

 何度もくらいはしませんよ。


「うぅ〜!逃げるな!」


「すいません神様に言う言葉ではありませんが新鮮といいますか、とりあえず良かったです」


 ロリ女神は顔を下に向け話す


「これはキャラ付けよ」


「キャラずけですか?」


「そうよ。一人称が変わるのもコンサートを催して可愛い衣装をつけて歌うのもキャラ付けの為よ。元々私のファンがいたのは事実、神の世界も炉が減ってきて、その代わりにカードをファンの人達が作成してくれて配ってくれてたの、これで皆に灯火をあたえれますよって私にもくれたの、そして私はカードを通して加護を広げてたから本当にコンサートに来てくれる様なファンがいるとは知らなかったのよ」


 なるほどカードはファンの方が作成してくれてたのか

 うん?!

 確かカードに囲炉裏の会協賛って!


「そのファンの方達って囲炉裏の会の人達ですか?」


「そうよ。よく分かったわね。とても良い人達で囲炉裏の温かみを忘れてきてる人達のために伝えていき良さを皆に知ってもらう会なんだって、だから私は炉を司るからって、とても良くしてくれるの」


 ロりを囲む会って大丈夫なんだろうか

ファンの方が一番危険なのでは‥‥


「それでね安井アンタに紹介された女性達に相談することにしたの」


「その中で高嶺という女性と仲良くなって色々教えてくれたの」


 高嶺という女性は同じ授業を受けてる女性だ

 おそらく年は30前半確か仕事は大手のIT関係の会社に勤めていて最近人事の部署にて仕事を任せることになりマネジメントとメンタルマネジメントなどを学ぶために受講したという経歴の女性だ。画面越しではあるが理知的な美人で凄い仕事が出来そうに感じる女性であり、俺の心の中では一番今回のヘスティアさんの相談相手候補であった人だ

 良かった上手くいったみたいだな少し内心胸を撫で下ろす


「そこでね。教えてもらった事で一番いいなと思った対策がね」


 フフンと胸を張るロリ女神

 何故胸を張るのか考えたのは高嶺さんでは


「仮面を被る事だって実際に仮面をつけるわけではないわよ。キャラを演じるの、それは男性を受け付けないけど皆が納得するキャラをね」


 キャラを演じたら

 断りやすいし

 求められても慌てず動じなくなるという

 アドバイスを高嶺さんと打ち合わせしたとの事。

 流石仕事ができる女性は違う

 すいません俺なんか他力本願で最初から頼りにしてお任せしました。

 ありがとうございます、心の中で皆さんに感謝しておく。


 なるほど

 相談してたんだ

 これで上手い事いくか分からないが

 正直アイドルを推したらもっと変に人気でて大変になるのではと思うが大丈夫なんだろうか

 いや、その時はまた手伝うとしよう。


 結果


 その時は

 そんなので悩み解決だと、


 疑う俺であったが

 後日ファンクラブは

 合言葉をつくり

 ヘスティアさんに近づく男には処罰を行い

 ファン同士は協定を、結んだ


 紳士は愛でても!

 ノータッチ!


 ヘスティアさんの悩みは嘘の様なやり方で解決した。


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