影再び
ゼウスが変わってきたという噂は天界に一瞬で広まった。
寛大になった。慈悲深くなった。知恵を与えてくれるようになった。愛を感じる。何を考えてる分からず怖い。笑顔が怪しいなど他にも色々あったが共通するのは話やすくなったという事であった。
その後世界の創生状況に変化は出てないが神々のやる気各々変わっていた。
それをあまり好ましくなく聞いてる神々がいた。
その一柱は変化した時期から辺りをつけていた
「ゼウス やっぱり、あの時期、あの男と会ってからだわ変わったのは、あの頼りさなそうな男に何があるのかしら」
影は誰にもバレない様に下界に降りて行った。
◇◇◇◇
「あんた起きない」
俺は声をかけられて目を覚ます。
目の前に少女とも幼女ともいえる女性が浮かんでいた。
戸惑う俺を少女もとい幼女は頭を足で軽く蹴りあげる
「早く反応なさい、私が呼んでるのだから」
「すいません、どなたでしょうか」
痛くはないが蹴られた頭部をかきながら寝ぼけて答える俺
「 はあ〜私を知らなの!みんなのアイドル炉の神ヘスティアよ!」
ない胸を張る幼女を見てから周りを見渡す
自分の部屋である。夢ではない。
「アイドルさんですか?
すいません、そおいうのオッサンになって疎くて申し訳ないです」
俺は最近は女性の顔の区別がつきづらくなってきていた。その為何人もいるアイドルグループは顔も名前も区別できず興味が持たないでいた。
ホント聖子ちゃんカットみたいに髪型で区別できたら良いのにと、いけない思考がそれる。
いたっ!
また頭を軽く蹴られらた。
「炉の神、みんなのアイドル、ヘスティアが来てあげてるのに無視しない」
何が炉の神だロリの神の間違いだろ!
内心はらがたつが声には出さない。
俺は大人だいちいち幼女の言う事に腹を立てる訳にはいかない。
大人だからね
「あのう、それで炉の神様がなんの用事でしょうか?」
俺は状況が分からないがおずおずと聞いてみる。
「あんた、ゼウスちゃんとコソコソ何をしてるの!」
ゼウスって誰だ、
コソコソって俺は何かしたか?
う〜ん夢でゼウスと名乗る老人の夢を見た気がするが、少しうろ覚えである。
その後もなんか後日愚痴を聞いた様な‥‥
「夢でゼウスさんとお会いして話した気もしますが人違いじゃないでしょうか」
ガッ!
今度は少し強めに蹴られる。
答えて蹴られる痛くはないが理不尽である。
幼女に頭を軽く蹴られる。人によってはご褒美かもしれないが俺は嬉しくない。
幼女のする事である怒ってなんかいないぞ
大人だからね
「あんた!やっぱりあってんじゃない!」
言いなさい何を企んでるの!を言って首をゆする幼女
だが俺にはイマイチ状況が分からない。
夢の中での話しで覚えてないのだから仕方ないし
ただ話を聞いていた様な
‥‥そおいえば怒らしたような。
もしかして、その後大変な事になったのだろうか
しでかしたのかと不安になっていく
思い出して俺は顔を青ざめる
幼女は何か勘違いしたのかニヤリとした。
「ふっふっふっ、やはりそおなのね。
ゼウスちゃんと共謀して悪巧みしてるのね!
残念ね、あなた達の悪巧みは
この名探偵ヘスティア様の前では
通用しないの」
どこから持ち出したのか名探偵ホームズ見たいな服装に変わってパイプを口にするロリ神。
ダメだ人の話聞かないなこの幼女。
犯人を見つけたと思う幼女にゆめの出来事のあらましを説明するのには相当時間がかかり気がつくと太陽が上がってきていた。
ロリ神は納得いかなさそうだが時間だから帰るわと言ってカードを俺に渡す。
「あなたこの国でおける私のファンクラブ会員に直々に私が入れてあげるわ。大事にしなさい。とても大事なカードよ」
そう勝手に宣言してロリ神が去った後
俺はカードをみる
可愛い炉の絵が入ったカードに
みんなの女神ヘスティア様を応援する会ファンクラブカードと書いてあった。
炉の絵の下に囲炉裏の会協賛と書いてあるのを、めざとく見つけた。
囲炉裏
炉裏
囲
ロリを
囲む
ロリコンの会じゃないか!
誰がロリコンだ!
俺は腹を立てた!
俺は大人だからね
俺はカードを、ゴミ箱に入れると寝直す事にした。
ヒロイン候補
ロリ神
処女神
つまり恋愛はない