表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/81

秋の日の過ぎていく


秋の日の過ぎていく

テーブルで書きものをする

北向きの窓から外を見れば

高い空を風が流れていく


乾いた空気に乗ってやってきたのは

体育祭のピストルの合図

スタートして

走り出す

爽快の瞬間

車道を通り過ぎたのは

一匹の蝶


午後のチャイムが鳴ったら

洗濯物を入れて

お茶を飲む

風が吹いていく

湿った風は涼しくて

秋雨が降る日が近い


壁の向こうには世界が動いて

目を閉じれば

庭木も高い空もある


雲の上には神々の山嶺

季節を動かしていく見えない何かが

大きな歩幅で山を跨いでいく


明日からは雨

まだ今日は曇り





朝の道を行けば

銀杏が落ちているようになった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ