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雪解け


きらきら、輝いていたのは

雪解けの小川でした


さらさら、流れていたのは

清く透明な水でした



小鳥は歌い、さざんかの花も歌う

晴れた日、風の吹く朝に


早春を思い、新芽を思う

川の流れに手を委ねてみたのです



これで最後かもしれないと

冷たい水に触れてみました


雪解けが次に見られるのは

また来年になるのでしょう



きらきら、まぶしいくらいに

樹氷が輝いて


ぱらぱら、音を立てて

雫は落ちていきました



途切れることのない水の流れが

川となって流れていく先に


きらきら、過ぎていくのは

冬の朝日が照らす道でした





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