表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/82

秋野に


青かった茅が枯れて

茅野を月が照らす


日没後の宵の時間に

人の少ない林道を歩いていると

秋の虫の涼しい音が木立の奥から聞こえてきて

空には下弦の月

雲は宇宙に浮かぶ島のよう


広い空はいい

果てしない透明

夜の前の夜空の下は、時々、澄んでいる


川に、枯れ葉が流れ

澱みに溜まるのを見ると

秋を知り、過ぎていく一年を思う

そうして

こころの奥にある

見たこともない山里の暮らしが思い浮かんできて

ああいう風に生きてみたいと

憧れは秋の姿をしていた








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ