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「――魔法青少年学院2年、首席、オーディリア・クレメンティーです。入学おめでとうございます。
……これから、よろしくね? フリサスフィスさん」
「……何しているんですか、オーディリア先輩。初対面のときの会話を踏襲しようとして……」
12歳。中学生。
アプランツァイト学園を卒業し、中学校相当課程の魔法青少年学院に入学することになる私。……まだ入学式の前なんだけど。
前世基準で考えれば中学校に行くことはごく普通のことであるが、この世界というかこの国での義務教育は小学校までだ。だから中学校に進学する者は限られる。
そして、男女格差の大きさ。2年前まで魔法使い関係の学校には女性の身では通うことすら許されていなかったなど、女子で中学校に通う割合は、男子と比較しても大きく下回る。
これから通うことになる魔法青少年学院では、昨年度のオーディリア先輩の代では3人しか女性入学者が居なかった。まあ男子も1学年30人しかいない選抜具合ではあるけれども。
そんなことだから、今着ているこの学院の制服も去年作られたばかりだ。――黒に近い紫色をベースとした軍服ワンピース。腰回りには黒色の革ベルトに、盾と杖の紋章が施された金色のバックル。紋章は魔法使いであることを示している。そのベルトを支えるように肩から斜めにかけられたベルトと同色のストラップ。そして首元には硬い詰襟。
そうした軍服ワンピースの下に着用するワイシャツは水色、ネクタイは緑色とここまで指定されている。
また足元も膝辺りまでは黒い革のブーツで保護しており、スカートも膝丈程度はあるので一応普通にしていれば素足を見せる心配はないのだが、万が一にも素足を見せないように、と黒もしくは紺のタイツの着用が義務付けられている。
そして普段は着用しなくても構わないが、しっかりとした場ではこれまた革の黒い手袋を着ける必要がある。また正装で必要となるものに、制帽がある。この帽子は制服の色と同じ黒紫色と呼ぶべきカラーでつばの部分だけ黒くて硬い材質で出来ている。そのつばと帽子とは銀の顎紐で結ばれており、帽子の正面中央にはこれまた盾と杖の魔法使い紋章が拵えてある。
色々と制服1つ1つに細かいルールがあって面倒に感じるが、この魔法青少年学院の制服がそのまま魔法使いの正装となる。つまり正式な軍服として機能するように作られているのだ。ちなみに普通の学校で言うところの体育服として採用されているのは戦闘服だったり。
ブーツにタイツに手袋、そして長袖ワンピースと、今の時期はともかくとして夏場になったら暑さで倒れそうな通気性など微塵も考えていないこの衣装であるが、1つ1つにしっかりとした理由はある。
例えばベルトと肩掛けストラップ。これがわざわざある理由は、ベルトに魔法銃や軍刀を携行装備するため。首回りの襟元も暑さを感じさせる要因の1つだが、これは分かりやすく首という急所の防護のためだ。
タイツに長袖に手袋という極力肌を見せない工夫は、男性ばかりの魔法使いの職場での配慮……という理由では断じてなく、肌を隠すのはもっと切実な要因――つまり、獣型の魔物は獲物を狩る際に毛皮で覆われていない弱点部分を狙う性質を有していることから、手先や足を防護しておかないと魔法銃を使うのに重要な指、攻撃をよけたり、あるいは撤退する際に絶対に守らねばならない足を狙われかねないから、ここまで徹底的に隠しているのだ。
だから男子制服は長袖長ズボンだし、その辺はまだワンピースである女子制服のがまだ涼しさはあるかも。
しかしこの正装では俊敏な動きを取ることは難しいので、あくまで緊急時における戦闘の想定でしかないのだけれども。実際に通常時魔物と対峙する際に着用するのは戦闘服の方になるみたい。まあ、その戦闘は学生のうちは体験することはないけれども。そりゃ、いくら魔法使いの卵とはいえ学生を前線に出すのは、ねえ?
……前回の魔王侵攻では徴募兵の補助教官として魔法学院系列生徒が動員されていたこともあったけど、気にしてはいけない。
ともかく、そうした魔法使い的な実用部分に加えて正装としての機能を有しているのがこの制服なのだ。正装としての役割の1つはネクタイの色。この色はそのまま大雑把な身分を示している。私達学生は基本的に緑色のネクタイを付けている。指揮可能兵力、つまりは大まかには魔法爵位で色が変わるとのことで。
ちなみにガチ貴族の現役当主魔法使いとかであれば自分の爵位もあることから、貴族爵位と魔法爵位を比較して高い方に相当する色が割り当てられるらしい。貴族爵位でも軍隊の指揮は可能だからねえ。
そんな感じで実用特化型の制服ではあるが、実用一辺倒にしてしまうと式典などでの見栄えに影響が出るということで、女子制服のデザインはプロのファッションデザイナーに依頼したようだ。だからこその、軍服ワンピースというコスプレなのかファッションなのか謎な一品が完成した。
デザイナーに依頼していない戦闘服の方は、そもそもスカートでも何でもないし、デザイン的な部分だけで言えば男子のものと一緒だ。魔法使いという組織の外部から見えにくい箇所は手を抜いてきますね……。
高校課程相当の『魔法爵育成学院』の方の女性入学が認められるのはオーディリア先輩の代の進学に合わせて許可されるとのことで、このまま行けば名実ともに先輩が女子1期生で私が女子2期生となる。その区分に意味があるのかは知らないけどね。
まだまだ制服に着せられている感の強い私と違って、1年のアドバンテージのあるオーディリア先輩はもう既にこの制服を着こなしているような風貌である。
すっかり制服に気をとられてしまったが、開口一番に先輩が放ってきた台詞に意識を戻す。大分記憶が朧気ではあるけれども、あれはアプランツァイト学園の入学式のときに入学生代表挨拶をする直前に話しかけてきた口上そっくりだったはずだ。
あのとき、先輩は何を話しに来たんだっけ。
そうだ、私のお父さんことと、アプランツァイト学園独自の制度である『パートナー』に関する説明だ。
そこまで考えたところでオーディリア先輩が私に対してこう述べる。
「何と言いますか……、そもそも魔法青少年学院は女子生徒も女性職員も少ないので。私がヴェレナさんの友人である旨を伝えたところ、あなたへの学院の案内役を私がやることになっておりまして。
まあ、はじめからそのつもりではありましたが、同時にふと思ったのです。……またパートナーのような関係に戻ったな、と」
そのことを思い返しての茶目っ気溢れる挨拶であったらしい。
一応小6のとき長期休暇の際には受験勉強の手助けをガチでお願いしていたけれども、結局そうしたまとまった休みのときくらいにしか顔を合わせなかったから、久しぶりにまた一緒に通うこととなる私に対しての歓迎の意図なども混ざっているのかな。
「……というか、先輩こっちでも首席なんですね」
そして、思わず聞き流しそうになったが、さらっと出た首席という言葉。全然そんな話聞いていなかった。
試験科目の中には女子必修ではない魔錬学と社会科があったはずだが、そこを含めても男子を追い抜いて1位になったのか、この人。
「『勉強会』が無かったら多分無理でしたわね。……というか、そもそも『勉強会』を行っていなければ魔法使いにならないだろうとは思いますが。
まあ、それは別に後でもいいでしょう。先にこの学院について説明しますよ。とりあえず女子寄宿舎……これからあなたの生活拠点になる場所にご案内します」
正門から女子寄宿舎まで案内されている間に、簡単な魔法青少年学院の生活に関する説明を受ける。
「そうですね、どこから説明しましょうか。
まずは学院での勉強についてですが、今まで通り、言語や宗教、魔錬学などの一般の授業科目は本学院では『学科教育』というように呼ばれますね。こちらの学科教育で珍しいものはいくつかありますが、特筆すべきことは2つでしょうか。
1つは魔法学という独自授業がありますね、まあ魔法使いを育成する学校なので当然ですが。魔法の理論であったり、かつてヴェレナさんのお父さんが教えていた魔法史など、座学の内容ですわね。
そしてもう1つ。体育という授業はこの学院ではないですわね」
まあ、魔法に関する授業があるのは当たり前だろう。先輩の言っていた『魔法学』は本当に魔法専門に学習する分野であり、それとは別に今までの魔法と錬金術の共通分野を学ぶ『魔錬学』も授業カリキュラムとして設置してあるらしい。意外だけどその2つは分けるんですね。
そして体育が無い。これは授業内では運動を行わないということなのだろうか。そうした疑問を抱いているとオーディリア先輩が更に説明を続ける。
「そして『学科教育』とは別に『特別教育』がこの学院にはあります。特別教育は4種類、教練・乗馬・護身・訓話で……」
そこから先輩が続けるにはメインとなるのは『教練』とのこと。そして同時に『教練』は名目上「魔法使いとして必要な素養を育む」という趣旨ではあるが、ここで言う『魔法使い』は『国防を担う軍人』としての魔法使いを示している。
故に『教練』で学ぶことは基本的に軍事に直結する内容だ。分かりやすいところということで先輩から説明されたのは、魔法銃の取り扱い方や野営地の設営など。
あるいは魔法使いは戦闘だけではなく災害救助などを行うこともあるので、ロープや梯子を使って迅速に昇り降りする訓練もする。うわあ本格的。
だから体育がない、と言うよりも体育で行うことも『教練』が包括しているというわけだ。
『乗馬』はそのまま文字通り。先輩が話すには馬の厩舎は2つあり、馬場も通常のコースの他に障害物コースと馬上射撃の演習コースと3つもあるらしい。さらにそれ以外に魔力の優れた者に門戸が開かれる飛竜に関する施設関連。
実際の戦場で馬に乗ることはほぼないものの、儀礼や式典などで騎乗する機会があったときに乗れないというのでは話にならないので学ぶとのことらしい。
『護身』、これもニュアンスとしてはそのまま。剣術や柔術、棒術なども学ぶが、メインは護身術。その場にあるものでその場の危機をやり過ごす能力を育む。ここで言う危機とは対人だけではなく対魔物も想定はしているが、一番は人間1人に出来ることはたかがしれているから、緊急時でも軽率な行動をとらないようにする訓練に近い。
最後の『訓話』だけはちょっと特殊だ。魔法使いになるための心構えや、国防を担う者への覚悟など、今までの『特別教育』が肉体的な方に寄っていたのに対して、こちらはメンタル面や精神的な部分に働きかける要素が強い。
「……その4種の『特別教育』が毎日の授業が終わった後、放課後に1時間から2時間程度行われます。そして土曜日は『特別教育』のみを実施しますね」
基本的には特別教育を行う時間に関しては休日を除くと概ね部活動に近い形なのかもしれない。事実、中学校課程ではあるがこの学院には部活動加入義務はおろか部活動そのものが存在しない。
ただし部活動が存在しないからといってスポーツや文化部の大会などに出ている人が居ないというわけではなく、ここ以外にある魔法青少年学院の地方校3校と合同で一時的に希望者だけのチームを結成して大会に出場する、といったことはあるみたい。そりゃあ1学年30名しか居ないから単独でスポーツの大会でるのは厳しいもんね。
そうこうしているうちに真新しいレンガ造りの2階建ての建物が目の前に現れた。そして入口は銃を携行した警備兵2人によって守りが固められている。随分と警備が厳重だけど、これが女子寮になるのかな。
オーディリア先輩がその2人に激励の挨拶を送り、警備兵の方は私のことを訊ねてくるが、件の新入生であると伝えてもらって、通して頂く。私からも簡単な挨拶と自己紹介を行い、中へと入る。
玄関を入りすぐ右手にある共同のダイニングに案内され、先輩から冷たい緑茶を出されてこの場所の説明を受ける。
「一応、ここが女子の寄宿舎となります。先ほどのように常に警備兵の方が2人入口に常駐しておりますので、そこまで大きな危険に巻き込まれることは無いかと思います。男子の寄宿舎も校舎を挟んで反対側ですのであまり男子生徒の方もうろついたりは致しませんし。
まあ知っているとは思いますけど、私の代では女子が3人だったことと、そもそもこの学院での女子の受け入れ自体もはじめてでしたもので、正直制度的にはほとんど何も整っていないと言ってもいいかもしれません。アプランツァイト学園と比較してしまうと特にですね。
職員の方も女性がほとんど居りませんね。一応寄宿舎の監督の方も居るのですが、常駐ではなくたまに様子見に来る程度ですので、基本的には身の回りのことは大体自分でやる、という考えで居た方がいいですわね。その反面、部屋数自体は余っているので好きな空き部屋を使っていただいて構いません」
とりあえず共同ダイニングに荷物を置いて、女子寄宿舎内の共同施設の案内に同行する。まず玄関からほど近いこのダイニング。食卓テーブルが中央に鎮座しており、椅子が8つ置かれている。でも先輩3人しか居ないんですよね。明らかに席数過多である。その8人掛けのテーブルが置かれているにも関わらず部屋のスペースはまだまだ余裕がある広々空間だ。
ダイニングの部屋は角部屋になっており採光に優れていて、昼間は照明装置を利用しなくても十二分に明るい。カーテンなどの備品も先輩らの趣味で取り寄せたらしい。……女子初年度組めっちゃ苦労してない、これ?
ダイニングのすぐ隣には広々としたキッチンがある。基本的にご飯は自分で作ることとなるようだ。お昼は本校舎の生徒食堂で食べることはでき、朝と夜ご飯は男子寄宿舎の食堂に行けば自分で作らなくてもいいらしい。
まあお昼はともかくとしても男子の寄宿舎まで行ってご飯を食べるのは、いやだなあ……。
「一応キッチンに置いてあるものは私物も多いのですが、基本的に名前が書いていなければ好きに使って構いませんよ」
オーディリア先輩はそのまま話しながら3ドアの私達の背丈よりも大きい冷蔵魔導装置の扉を開ける。すると、間仕切りで冷蔵室の中は3段に区切られ、下段と中段にはタッパーや瓶、あるいは切り分けられ半分だけになったグレープフルーツに食品ラップが巻かれたものが入っているが、一番上の段は箱のようなものが3つ設置されていた。
「全くラウラったら、また中途半端に果物食べっ放しにして……。いえ、それは別にどうでもいいのですわ。
冷蔵装置の中にあるものもそこの一番上の段の箱の中身以外は共同のものなので好きに使ってください。ヴェレナさん用の箱も後で作っておきますね」
何だかすっごい共同生活感出てますねこれ。
「ご飯って基本どうしているんですか? 各々の好きに作っているのか、それとも当番制になっているのですか」
「どうせ3人しか居ませんでしたし授業で一緒でしたから別に細かく決めていないですね。割とその場の感覚で決めていたのですが。今年からはヴェレナさんも居りますしね。少し他の2人とも相談してみましょう。
夕方には戻ってくるはずでしたので、夕ご飯のときにでもヴェレナさんの紹介も兼ねて生活に関する決め事も少し変えないといけませんね」
そっか、同級生だから何とかなっていたんだな。
他に共同のスペースなのは洗濯装置置き場と洗濯物を干す場所。特に洗濯装置は1台しかないので他の人が使っていたら待ってほしいとのこと。物干し竿は置きスペースがまだまだあるので全員が干しても余裕があるくらい。何なら予備の物干し竿くらいなら倉庫に行けばいくらでもあるみたい。
そしてお風呂場も共同だ。後から拡張が面倒だ、ということでお風呂は銭湯や温泉の大浴場のような明らかに去年まで3人で使っているのは贅沢だと感じる広さのスペースがとられている。水発生装置で作られた温水シャワーが10箇所ほどあり、明らかに設備サイズと利用者が見合っていない。
「これ、ちょっと広すぎないですか?」
「まあ明らかに広いけれども、そもそもウチの学院の女子生徒数はこれから増やしていく予定はあるようですので、設備によっては過剰ともいえる広さの場所があったりするわね。反面職員の増員の方で手間取っているようなので、もう数年は、この大浴場を埋め尽くすような女子生徒数は期待できませんけどね」
それまでは広々スペースで暮らせるとのこと。それは嬉しいんだけど、このあまりにも広すぎるお風呂場を見てしまうと1つ疑念が生まれてしまう。
「……あの。そういえば、この大浴場も自分達で掃除するのでしょうか」
「いえ、清掃は自分でやってもいいけれども申請をすれば業者の方に入ってもらって行うことができます。だから業者清掃の際に、見られても困らないくらいに私物を自室などに退避して頂ければ共同スペースの日頃の清掃は軽くで大丈夫ですね、特にこのお風呂場などは平日は毎日清掃の方に入ってもらっておりますし」
ああ、業者清掃なのね、納得。そして続けて言われたのは業者に入られたくない場所に関しては自分で清掃してほしいとのことで、これはまあ自身の私室くらいは掃除をしてくれということみたい。私室は生活スペースの他に、お手洗いと水発生装置でつくられた洗面台くらいなので、そこまで手間にはならないって先輩は私に伝えてくれた。
そして、その流れでそのまま私室の場所を決めようとのことになった。
「共同スペースは以上ですね。後はこの建物内には私室用の小部屋が大体30部屋ほどありますが、ほとんどは使っていないので、こちらには業者は年に1,2回しか今のところ入れておりません。後は使い勝手の問題で、私達3人は全員1階の部屋を使っておりますが、ヴェレナさんは自室の部屋の希望の場所はありますか?」
今まで回った共同スペースが全部1階にあることから、生活導線の都合で1階にいる方が楽だと言うことで先輩ら3人は全員1階の部屋を自分の拠点としたらしい。特段壁が薄いとかそういうわけではないけれども、全員何となく希望を言って部屋を決めたら隣り合った部屋などには入らず各々1階のフロアにばらける形で入ったようだ。ちなみにオーディリア先輩は外出頻度が高いからという理由で玄関に少しだけ近めの部屋を選んでいる。
私の場合は、あれか。魔力通信装置を部屋に入れることで音声のやり取りを行うことを踏まえると少し離れた部屋の方がいいかもしれない。
「ちょっと音が出るかもしれないので……、迷惑をかけない場所が良いのですけれども……」
「それなら1階の角部屋が丁度空いておりますのでそちらにしましょうか? いえ、別に2階でも良いのですけれども、清掃が行き届いていないところばかりなので希望するお部屋によっては何日か待ってもらわないといけなくなるかもしれないですわね」
ああ、丁度角が空いているって話なら素直にそこにしてしまってもいいかもしれないな。と、部屋すら見ずに即決しようとしてしまったが踏みとどまって1つ先輩に尋ねる。
「そういえば、今この場で決めてしまってもいいのでしょうか……? 他の入学者の方の意見も聞かなくては……」
「あら? ヴェレナさんは知らなかったのですわね。
――本年度のガルフィンガング魔法青少年学院の女子入学生は、ヴェレナ・フリサスフィスさん。あなた1人だけですよ」
……えっ? 初耳なんですけど、その話!?




