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4-1


 森の民金融恐慌のその後と話という名の、私の与り知らぬお話。


 結局ルシア宅ことラグニフラス家からは、話し合いが終わった後にそのまま帰宅することとなった。そもそも夜にお邪魔していたこともあり、深夜になる前に帰ろうということで私とベックさん、ルシアの密室対談の後は、私の両親とベックさんが一言二言だけ話して、一緒に留め置いてもらっていたタクシーの運転手兼護衛の元魔法使いの2人に先導され自宅まで帰ることとなったのだ。


 帰り際に、今回の交通費分はリベオール総合商会側に経費として出してもらう旨はベックさんから切り出し、当初両親はそれを辞退しようとしていたもののその領収書が私を呼び意見を伺ったこと証明になるから必要と言われ、そういった事務手続き上の都合であるならばとベックさんの申し出を受けたのであった。

 そして一応何があったのか、あるいは何を話したのかは一般には公開しないけれども、リベオール総合商会側の上層部には伝達するとのことで、そこから学園側に渡って成績評価にプラスの影響があるようにしておくとも言われた。

 ……ああ、そういえばありましたね、そんなの。『人脈形成潜在能力』とかいう評価制度でしたっけ。


 確かにルシアとの繋がりが友人関係だけではなく、情報提供と相談役という新たな利害関係が生じたことで、確かに表向きというか部外者からの見え方は少し変わるかもしれない。

 正直学園の中で中等科まで進学しないから残りの初等科だけでしか役に立たない評価で今更微妙と言えば微妙なんだけど……と思いつつも、断る場面ではないのでここは素直に受け取っておく。


 ……というか受け取った後で気が付いたけど、人脈形成能力ってことなら今回の件は私に対してだけではなくルシアにも加点が働くであろうから、この恩恵を受けるのは私よりも、この先も学園で進学し続けていくルシアの方じゃないか。抜け目ないわ。


 その後のリベオール総合商会の対応は直接ベックさんから聞く訳もなく、多くは新聞などの情報媒体、そしてルシアからたまに聞かされる事後報告という体の雑談で今回の件は完全に私の手からは離れたことを悟るのであった。



 結果としては、あの日ベックさんから宣言された通り、翌日にはいくつかの銀行や信用組合が休業を発表したことで割と大騒ぎになり、その後も小規模な銀行を中心に休業やあるいは破産などの申請が相次いで相当大変なことになったことは新聞にも書かれてしばらくはそのニュースで持ち切りとなっていた。


 とはいえ破産した銀行の多くは倒産ではなく救済合併を選択し、より大きな銀行の傘下へと入り吸収され、そして話題になっていたドラッセル商会も最終的には金融部門ごと切り捨てる形でひとまずの安寧を得るのであった。


 ……その打ち棄てられたドラッセル金融も休業を続行し一時は存続を危ぶまれる状況まで陥ったが、最終的には『経済産業連盟』主導の下で、分割して救済されることは発表され部門ごとに細かく分けられ若干の人員整理の後に様々な銀行の事業部へと転落するが、同時にドラッセル金融の預金は全額保障され、買収先の銀行口座へとそのまま引き継ぎされることが発表され、取り付け騒ぎからはじまった一連の騒動は、終結することとなったのである。


 その際に、ドラッセル金融の受けた損害および騒動で破産した中小銀行の不良債権を、大手商会と大手金融機関が痛み分けという形でそれぞれ分割して背負う形となり、そしてその支払いの大部分は特別融資という形で森の民中央銀行が救済を行った事実も忘れてはいけないだろう。そしてその救済の代金としてさり気なく魔王侵攻手形から生まれた負の遺産たる分割国債もこっそり回収され、ようやく20年以上昔の魔王侵攻の負債を完全に断ち切ることができたことも特記せねばならない。


 また今回の損失額は対外輸出を強化するという名目で、産業育成に関する法案が通過し、輸出産業を中心に産業振興を行うという形で雇用が失われないようにも配慮するという政府による事後対応もちゃっかりとなされることとなり、森の民金融恐慌は我が国の経済に打撃は与えたものの致命傷とはならずに終結したのであった。


 ――というのが、表の話。



「ヴェレナには言ったけど、馬鹿正直に大手商会が善意でドラッセル金融の損害を肩代わりするわけないじゃない……」


 と話すルシアが私に少しだけ漏らした事情は、この金融騒動のどさくさに紛れて救済法案と一緒に通された『銀行運営法』という法律であった。

 その中にある一項目、


<全ての普通銀行は株式会社であることを義務付け、その資本金は王都・ガルフィンガング並びにグローアーバンに本店を置く場合は5億ゼニー、それ以外の地域では2億ゼニー、人口が1万人に達しない市町村の場合では1億ゼニーの最低資本金を上回る必要がある>


 これが財界……というか『経済産業連盟』が要望した内容らしい。

 最低資本金の制定。すなわちこれを満たさない銀行は、銀行業務を行えなくするという弱小銀行を淘汰するための法律である。


 そして、この基準を満たさない銀行に対しては財務省ならびに内務省が監査に加えて、増資を認めなかったことからこれら弱小銀行に残された対策は、廃業か合併かの2択で、この金融恐慌に紛れて急速に銀行の再編と統廃合が進められることとなったのである。


 すなわち倒産した銀行自体は限られていたものの、相当数の弱小銀行が合併という形を取り消滅。そしてそうした吸収合併の繰り返しで、生き残れた中小銀行は地方の雄として成り上がり、大手銀行は更にその勢力を拡大し利益を確保したのである。

 ……店舗整理と人員整理で相当数の銀行員が在野に流れることと引き換えとして。


 まあ、その銀行員らのリストラ転職の流れに呼応して輸出産業強化を行おうとする政府も強かだし、政治と経済の上の方(・・・)はまさに伏魔殿なのだなあ、と実感。



 と、まあここまでは私に対して短期的にはあまり影響のない部分のお話。

 だが金融恐慌はさり気なく私の生活レベルにまで地味に変化を強要していて……。


 それは、この国の経済不振とどうしてもリンクしてしまう治安の悪化。ずっと金融不安が燻っている中でテロ事件が発生したりしたこともあったので、今回ドラッセル金融からはじまった金融恐慌で誰しもが治安の悪化を予期することとなる。


 まず変わったのは私の学園までの登下校方法。これまでは自転車で私達の住む街の中心駅たるヘルバウィリダー駅まで、そこから先はスクールバスに乗って通学していた。けれどこの世界ではそもそも自転車が高級品で、しかもそれに乗るのが女子小学生となったら、お金持ちの家の娘ということが一発で分かってしまう。……住んでいる街からして高級住宅街ではあるようなので、今までは然したるデメリットでもなかったわけだが、治安の大幅悪化が懸念される現状では念には念を入れるということで、自転車通学は一時中断となった。


 代わりに今どうやって学園に通っているのかと言えば、お父さんが公用車を手配してそれに乗る形で登下校している。だから下校時間はお父さんの仕事終わりに合わせるため遅くまで学園に居る羽目になった。


 そして学園側も預かっている生徒は基本的に商家・商会の子供なので、万が一テロ襲撃の可能性を考慮して警備体制を大幅強化することとなった。警備員の増員は勿論のこと、初等科では授業中の教室の扉の外には銃を携行した警備スタッフが待機している、といった有様に。児童も授業中や放課後問わず学園内の移動にすらなるべく複数人行動をするようにと通達が渡り、そしていくつかの裏門を完全閉鎖。門を通る際には学園生と職員は証明書を提示し、外部の人間も許可証を見せないと入れない仕組みに変わった。


 こうした関係上一番治安悪化による危険度が高いのがソーディスさんで、彼女はこれまで制服を着て路面列車の三等車で通学していたが、流石に学園側からしても看過できない水準まで社会情勢が熟成されてしまったことで、ソーディスさんに対しては通学手段の変更ないしは学園周辺に借り上げの住宅を借りることを依頼されたとのこと。

 学園側も彼女の家庭状況を承知の上で言っていることなので経費として全て学園側で金銭面は受け持つという話であり、あまり悪くないようにも思えたが、結果的にはソーディスさんはその申し出を断り、クレティの従姉妹の家に居候させてもらうことで決着した。クレティの本家と従姉妹の家はごく近くにあるので、学校まで来るときはクレティの護衛とともに来られるということで、学園側も経済状況と治安が好転するまでの暫定的な措置としてソーディスさんの居候生活を認めることとなる。



 そして2つ目に、国民の安定志向が強くなり公務員への妬みと羨望が強まったこと。仕事を失った者は安泰に見える公務員を恨む一方で、それを目の当たりにした大勢の一般庶民は自分の子供には公務員に進んでほしい、あるいは子供自身が公務員への興味が増す契機となった。


 そのため、これは就職市場にそれなりに大きな変動を与えたらしい。……倍率が上がり優秀な新人を獲得できた公務員サイドは笑いが止まらないとのことだが。


 ここまでなら私に関係はないのだが、この公務員志向の向上は、魔法使い・錬金術師進学者にも影響を及ぼし、オーディリア先輩の代での魔法学院系列や錬金術学校系の倍率は例年よりも上がったようである。


 ちなみにオーディリア先輩と私が進学を考えている『魔法青少年学院』は森の民全土に4校存在している全寮制の中学校相当課程校で、王都に存在する『ガルフィンガング魔法青少年学院』は『中央校』と呼ばれ、他3校の『地方校』よりもレベルが高く募集定員も少ない。

 中央校が男子定員30名で地方校が男子90名。合計でも300人だ。


 そして女子の募集を始めたものの、受け入れ態勢は万全とは言えず、かといって男子の募集数を減らすわけにもいかないので、魔法青少年学院の女子の募集定員には『若干名』と書かれていた。――もっとも、これは私の代になっても同じく若干名合格のままだったが。


 そんな何人受かるのかすら不透明な中で先輩はあっさりと合格し、そのまま私よりも一足先に魔法青少年学院へ進学していったのである。



 そのときは漠然と先輩はすごいなあ……と考えていたのだが、いざ自分が6年生になって募集要項を再度確認した際に、前年度実績の部分を見てみると応募者人数が男女含めて全体で6000人以上という数値が書かれていて、単純計算でも20倍の倍率を超えて先輩は合格したことを知り驚愕に包まれた。


 ……そして、肝心のガルフィンガング魔法青少年学院への女性合格者は先輩を含めて3名しか合格していなかった。

 これは、女性の募集人数が少なかったのか、取る気がなかったのか、あるいは試験科目に必須で入っている魔錬学・社会科が小学生の段階では女子には必修科目でないことが影響しているのか。


 大いに不安になる学科試験のデータではあったが、魔法青少年学院では学科試験合格後に身体検査も実施される、と書いてあった。


 ……お父さんはこれを見越して、前々から私に体力を付けさせたりとか自転車を幼い頃から買い与えたりしていたんだね。幸い体力には不安はなく、強いて問題になりそうなものと言えばインドア派であった前世の意識部分のみである。


 しかし、その辺りも大分こちらの世界で補整はされてきている。情報不足や常識不足で既に何度か手痛い目を見ているし、情報を手に入れるには家に籠っていても前世のようには上手くいかない。……必要性によって動かされている感が否めないが、それでも体力検査で引っかかるようなものはない、と言えよう。



 それでもやっぱり学科試験には不安が大きくあったので、オーディリア先輩無き最終学年のルシア、クレティ、ソーディスさんの『4人の勉強会』とお父さんで相談の下、最後の方はみんなに私の試験対策に協力してもらった。

 そしてオーディリア先輩もまた長期休暇などのタイミングで時間を割いていただき私の勉強の手助けをしてもらった。

 ……まさか中学受験でここまで本気で勉強する羽目になるとは思わなかったが、流石に倍率20倍は危機感を持たずにはいられなかったのである。



 まあ、その受験勉強への一極集中でもって何とか、私は魔法青少年学院に入学することはできた。


 ――それと引き換えに受験のことと金融恐慌の動向に頭をとられてしまい、私にとって非常に重要な情報をすっかり忘れたまま入学を迎えることとなってしまうのだが。




 *


 合格したことで、魔法青少年学院に通うことが確定した私であったが、本校は募集要項に書かれていた通り『全寮制』の学校であるため、アプランツァイト学園のように自宅から通うことができず、休日や長期休暇などには帰省できる距離ではあるものの、これからは両親とも離れて暮らすこととなる。


 とはいっても私達家族は、取り替え子と疑い疑われ、転生者であることを打ち明けてきた普通ではあり得ない経験を共にしてきたこともあり、今更同じ都市の中での離れて暮らす生活に寂しさを感じても、特段変わったこともせず、入試結果が出て引っ越しするまでの間も普段通りに近い生活をしながら荷造りを進めていった。


 まあ、定期的に帰ってくるつもりなので荷造りとは言っても家財道具一式持っていくわけもなく、寮の備品などもあることから大した荷物ではなかったのだが。


 両親は合格祝いと引っ越しのタイミングを兼ねて、欲しいものを買ってくれる――と言ってくれたので、私は遠慮を全くせずに高額商品の名を告げた。


「それじゃあ……、最新の『魔力通信装置』が欲しいな。寮の部屋におけるやつ」


 この願いは普通であれば認められなかっただろう。

 しかし、再三私は情報伝達速度の遅さに不満を抱いていたことを両親は知っている。そして家に魔力通信装置があったからこそ、『森の民金融恐慌』への関与も出来たし、より遡れば転生初日に、公用車で病院に行くことができたのもこの通信装置あってこそだ。

 だからこそ私だけでなく両親もまたこの装置の必要性の大きさは理解しているだろう。


 ……何より、離れて暮らす先でも魔力通信でやり取りできるからね。現状通信手段としてはこれが最速なのだから手紙を出すよりも速いし、電話のように会話ではないけれどもお互いの声を聴くことができる。


 そういうことで確かに利点が大きいところを認めてくれた両親は、「……最新のものであれば確かに今家にあるものよりも小さな装置も売られていたはずだな」と言って高価な買い物だけれども特例として許してくれて、新しい装置は電子レンジくらいのサイズと大分コンパクトなものになった。

 家にある冷蔵庫サイズのやつが置かれても困るし助かったけれども、既に家にある装置でも家庭用の小サイズ版だったことを思うと10年弱での技術革新ってすごいね。




 *


 そして新たな生活で寮に持っていく荷物を引っ越しの業者に引き渡した後、少しだけ広くなった自分の部屋とちょっとだけ少なくなった食器と一緒に残りわずかの実家生活を過ごしているうちに、私達の卒業式がやってきた。


 卒業生代表挨拶は、首席のソーディスさん……、ではなく私に回ってきた。


「新入生代表……の次席入学生のヴェレナ……さん?

 最初に挨拶したんだから……最後も締めよう、ね?」


 元はと言えば新入生代表挨拶はソーディスさんが拒否したのに何たると思ったが、ウチの学年で挨拶すると言えばやっぱり『勉強会』メンバーの誰かになるけれども、私以外はみんなそのまま中等科に持ちあがるんだ。

 ソーディスさんも口下手とは自分では言っては居るものの、すっかりこの学園生とも交渉して打ち勝つことができるようになり、その話し方に反しての弁舌能力と交渉スキルの高さを認めつつある。……このまま中等科・高等科と進んでいくに連れて意外とソーディスさんが私達の学年の中核になるのかも、という楽しみはある。


 それだからこそ。ここで魔法青少年学院への道を進む私に、この学院での最後の挨拶を譲った、というわけなんだろうなあ。……多分ソーディスさんだけではなく様々な人の想いも乗っていそうなだけに、これは断れない。


 そして卒業式は入学式のときとは異なり、初等科から高等科まで合同ではなくバラバラの日程で卒業式を行う。だから多少の融通は効くのである。

 初等科児童会役員部に所属しているクラスメイトが私達『勉強会』メンバーに卒業式会場の場所の希望を聴いてきた。……多分、これは向こうも忖度してくれたんだろうなあ。


 代表して私が空気を読んで場所の指定を行う。


「それなら、第5体育館。サブアリーナを抑えてください」


 ――初等科・サブアリーナ。私達が文化祭にて『再興の先』……演劇を披露した会場である。




 *


 ――続いては、卒業生代表挨拶です。卒業生代表。ヴェレナ・フリサスフィスさん。壇上にお上がりください。


 ようやく私の番が来た。

 心地よい緊張の中、声が上ずらないように注意しながら短くはい、と返答し、同級生そして下級生たちを見渡しながら階段を伝って檀上に上り演台へと歩みを進める。


 ……思えばこの学園での生活は入学式挨拶から始まった。そして卒業式挨拶も私が出来るとは思いもしなかった。

 入学式のあのときには私の席の隣にはオーディリア先輩が居た。今、その先輩はこの場には居ない。けれども、卒業式の今、私の席の周りには。ルシアが居てクレティが居て、そしてソーディスさんが居る。


 はっきりとした意識を保ったまま、けれども身体は興奮と緊張で熱くなっている……その対比を何となく感じながら演台を挟んで在校生と卒業生全員と向き合う形になる。


 ステージを照らすライトは私だけを照らし、サブアリーナに設置された席からは私の姿をしっかりと視認できることであろう。1クラス30名で1学年で2クラス。それが6学年分あるのだから仮に欠席者が居なければ目の前には360人居ることになる。そんな数字を何となく計算しながら、私はこの学園最後の挨拶を紡ぎ始めるのであった。




「新たなラケットを右手に携え、決別し道に進む道。

 放棄せしものは多かれど、新たに掴んだ銀の匙。

 初等科6年、次席「ヴェレナ・フリサスフィス」。

 一匙の輝きを、この手に……なんてね。


 改めまして皆様この度はこのような式典を我々6年生のために開いていただきありがとうございます。

 卒業生代表。ヴェレナ・フリサスフィスです――」

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