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第263話 合同結婚式(1)

#同窓会会場にて


「お、おい、マイン呼びに来たのってシルフィード様だったよな?」



「「お、おう、間違いない」」

「かー、本当にシルフィード様と結婚したんだな、アイツ……羨ましいったらねーな」

「しかも、あのアイシャさんとも結婚してるんだよな?」

「本当にうまいことやりやがったな、あいつ」




#オーガスタ王宮にて


「兄上、結婚式の日取りってどうしたらいいんだ?」


「まず、私がスターシャとスターシオンに希望を確認しておくので、その日でよいかルカ殿と検討してみてくれ」


        ◆◇◆◇◆


「……というわけなんだ、お前達いつがいい?」

「ふええっぇぇ、マインちゃんがシーラ様まで娶るのね?ユキノ師匠も立派になったマインちゃんを見てきっと天国で喜ばれてる事でしょう」


「あら?スターシオンはマイン殿と既知なのか?」

私がそう訪ねるとスターシオンは満面の笑顔で


「ええ。マインちゃんは私の師匠の息子さんなんです。私一時期、住み込みで師事しておりましたので、マインちゃんがちっちゃな頃から知っておりますわ」


「へえ、マイン君ってどんな人?」

「スターシャ様、アルト様が焼き餅を焼かれますよ?」


「そんなんじゃないわよ、スターシオン。妹がどんな人に嫁ぐのか気になってね」

「そんなに気になるのなら直接話せばいいじゃないですかぁ?」

「ふう、そうねそのうち話してみるわ それで、式の日取りはどうするの?」

「私は正直いつでも良いのですが、今回の式は大変ですよね」

「えなに?なんで?」


「王女が4人も式を行うというわけですよ、ご家族の方が王族ばかりになるじゃないですか?簡単にこちらに来れないですよね?」


スターシオンの言葉を聞いて私は納得し、自分も父母の移動に掛かる時間事を考慮しなければならない事に気がついた。

まして父は国王だ。他国への移動となるとスケジュールの調整だって容易ではあるまい。


「……大変!!サーシャと打ち合わせしないと!!」

そうだ。妹も同日に式を挙げるのだから、妹にも聞かないといけないだろう。勝手に決めれる事はできまい。


「アルト殿、すまぬが妹のところに行きたいのだが……?」


私がそう言うとアルト殿はにっ微笑み右手を差し出してきた。


「判ったよスターシャ、俺がついて行こう」

「ああ、すまない」

「マインちゃんの家に行くんですか?なら私もついて行っても良いでしょうか?」

スターシオンが同行を申し出る。


「それは構わんが、さ~て義弟マインのやつ、まだ王宮に居ればいいが……」

アルト殿はあいている左手をスターシオンに差し出してその手を握る。


私達は三人揃って移動を開始したのだ。アルト殿はキョロキョロと誰かを探しているようだ、恐らくマイン殿だろう。


確かマイン殿の自宅はルーカスという町の筈だ。なんでも馬車で半日という事だから今出ても到着するのは夜になってしまうだろう。


「アルト殿、ルーカスに向かうのならば急いだ方が……?」

「お前達二人は将来我がオーガスタ王国の王族となる故、王家の秘密を一つ明かすが、決して他言するんじゃ無いぞ」


真面目な表情を浮かべ、アルト殿は私達の手を引きながら王宮の奥へ奥へと進んでいく。

随分と奥へと進み、そして地下へと長い階段を歩いた。


「……アルト様、ココは?」


たどり着いたその場所は暗い広間であった異様なのは部屋の中央にポツンと1つだけ扉がおいてある事だ。


その異様な光景を見て、スターシオンがアルト殿に問うた。


こんな地下に部屋があるなんて……しかも部屋の真ん中に扉だけがポツンと存在する。これが異様でなくてなんであろうか?


「二人とも、そんなに怖がるな、この扉こそ我がオーガスタ王国に最近誕生した秘密だ」


……こ、この扉が王国の秘密?


アルト殿がこの後語ったその秘密を聞いて私は……いや、私達は驚きを隠す事が出来なかったのだ。






いつも拙作をお読みただきありがとうございます。


日々の更新が滞っておりまして誠に申し訳有りません。

活動報告の報告の方で第三回人気投票を行っております。

是非投票お願い致します。



以下宣伝です。

-----

『カット&ペーストでこの世界を生きていく』コミカライズ

原作:咲夜(ツギクル)

漫画:加藤コウキ様

キャラクター原案:PiNe様

水曜日はまったりダッシュエックスコミックス様にて

http://seiga.nicovideo.jp/manga/official/dashcomic/

5/30から連載開始しております。毎週水曜更新との事です。


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加藤先生がとても頑張って頂いておりまして原作者の私から見ても続きが気になる出来映えです。

よろしければ是非こちらも読んで頂ければと思います。

ツイッター@Sakuya_Liveの方でまた続報は逐次アナウンス致します。


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