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第246話 ミスリルインゴットを求めて……。

「じゃあ、行ってくるよ」

「旦那様、本当に一人で行くのか?」

「うん、ごめんね。わっふるがいるから心配は要らないと思うよ」

そう、僕はこれから再び、ミスリルインゴットを求めて力の迷宮(ダンジョン)へと向かうのだ。

ザナドゥと鉢合わせをする可能性がある以上アイシャとシルフィは連れて行けない。

だから僕はわっふるだけを連れて力の迷宮(ダンジョン)に挑戦する事にしたんだ。

そういえば国王様から力の迷宮(ダンジョン)を制覇してもダンジョンコアは触れないようにと

注意を貰ったんだ。

迷宮(ダンジョン)というのは使い方さえ誤らなければ、有益な資材を入手出来る場所になるのだから

特に力の迷宮(ダンジョン)はアドルと言う迷宮都市まで隣接しているのだから

急に迷宮(ダンジョン)が無くなってしまっては困るのは当然だろう。

だから、僕は最下層まで行ってもダンジョンコアについては触らずに戻ってくる予定だ。



僕が目指すのはまず地下二階のボス部屋だ。

そう、トロールゲイザーだ。

コイツを倒さねば目的のミスリル・ゴーレムは出現しない。

心配そうに僕を見ているアイシャとシルフィに笑顔で「行ってきます」

と告げてから僕は【固有魔法・時空】を使用する。


時空の渦から飛び出した目の前にはボス部屋だ。

ここにトロール・ゲイザーが居ればすぐに最下層のボス部屋に【固有魔法・時空】で行けば

用事は終わる。


ボス部屋に足を踏み入れ中の様子を確認すると……。残念な事にトロールゲイザーの姿は無く


ボスとして待ち構えていたのは……。




「ふふふ……ザナドゥよ、完成したぞ。我が魔力をそのまま攻撃力へと転化する最強の剣が……」

「これさえあれば、護衛など不要だ。さっさと特異点を始末に行くが良い」


        ◆◇◆◇◆


-----------------------------------------


名前:トロール・リーダー

LV:52

種族:魔族

性別:♂

【スキル】再生 猛毒の魔眼 豪腕・聖


【アビリティ】 無し


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トロール・リーダーかあ。これが通常ボスなのかな?

スキル構成を見る限り、雑魚トロールとゲイザーの中間のような感じだよね。

とはいえ、猛毒の魔眼とか言う新たなスキルも持ってるから、僕的にはありがたくはあるんだけど。

さっさと倒して、ボスの周回をしなきゃ。

まずはスキルを【カット】して、後ろに回り込みテンペストエッジで【武技:シャークグロウ】です。

グゥゥゥゥっとうなり声?をあげて、地面に静かに崩れ落ちるシニア・トロール

おや?何かドロップ品があるみたいだぞ。


【ガーランド・スタッフ】:所持しているだけで魔力に+120の効果。使用する魔法の威力を25%アップする。

           武技:ローリング・サンダー


おや、両手杖みたいだ。魔術師キャスターにはかなり良い杖みたいだ。

魔術師と言うなら確かエアリーかサーシャに渡してもいいね。そうそう、シーラも治癒士ヒーラーだった。

意外に身の回りで使えそうな人が多いな。

しばらくボスの周回しなければならないから、何本か入手出来るだろう。

さて、ボスは倒したけどトロール・ゲイザーが現れるまで、何度もボス戦を行うか。

ボス部屋のボスは倒された後、一定時間が経過すると再び、出現する。

つまり僕はボスを倒してからまたボス部屋に入り直してゲイザーが出るまで粘ろうと言う事だ。


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