第235話 始まりの弓(6)力の迷宮(ダンジョン)・最下層ボス戦
いつも拙作をお読みただきありがとうございます。
よろしければ是非ツイッター(@sakuya_Live)も出来ましたらご覧下さい。
簡単な作品に関するアンケートや更新に関する情報をつぶやいております。
緊急にお伝えしたい事などもツイッターでまずつぶやくようにしています。直近ですとコミカ確定の報とか
ツイッターと活動報告でも告知済みですが書籍第2巻の発売も決定しております。
現在書籍化作業中です。★2018年1月10日に発売です★
また上記でも軽く述べておりますが本作のコミカライズが決定しました。
具体的な詳細はまだ出ておりませんが順次、ツギクル様の作品ページや私のツイッター、活動報告などで
ご案内致します。
また、病気で倒れて以後の誤字については順次対応の予定です。
実生活が中々落ち着かないため、なかなか即時の修正は出来ません。
なお、皆様にはどうでも良い事ではあるのですが先日引っ越しを行いました。
それに伴い、通信環境や生活環境が変わりますので、月水金の更新が出来ない日も出てくる可能性があります。
更新出来ない場合、ツイッターでまずその旨、告知します。
アイシャの大活躍のおかげで、まずはマンティコアを2匹倒す事が出来た。
素材を集めなければいけないので、この階層は一目散にボスと言う訳にはいかない。
ただ、次回から【固有魔法・時空】で直接ここに来れるので無理する必要は無いのだけどね。
【地図】でボス部屋の様子を伺ってみると……居ました、居ましたよ!!ミスリルゴーレムが!
……けどあれれ、なんもう1つ反応があるな?これはなんだろ……えっ!?まじかなんでこんなとこにやつがいるんだ?
「アイシャ、シルフィお疲れ様。悪いんだけど、ここから先は僕一人で行くよ。一度二人はルーカスに戻ってもらえるかな?」
「え?何故?どうしてなの?」
「旦那様、さっきもいっただろう?私達を信用しろと」
「……いや、想定外の事態が起こったんだ。今【地図】でボス部屋を確認したらね……ザナドゥがいたんだ!」
そう、何故かザナドゥがボス部屋にミスリルゴーレムと一緒にいるんだ。この迷宮は随分昔からあるらしいからザナドゥが造った迷宮では無いと思うんだけど。
いつかは決着をつけるつもりで居たのは間違い無いけど、それは今じゃ無い。まだ何も対策を考えていないのに。
あいつと再戦するわけには行かない。万が一僕が負ければ、アイシャとシルフィがルカ様と同じ目に遭いかねない。
無論、負けるつもりは無いけれど、無対策の今、二人を一緒に連れて行くわけにはいかないんだ。
僕は二人に考えを説明する。
二人とも渋ったが、最後には僕の気持ちを理解してくれて、ルーカスに戻る事を了承してくれた。
気が変わらないうちにと【固有魔法・時空】を使ってルーカスに繋ぐ。
「……マイン君、気をつけてね」
「旦那様、ルカ姫の仇を必ず取るんだぞ、そして無事に戻ってきてくれ」
二人が渦をくぐったのを確認してから【固有魔法・時空】を完全に遮断した。
そして【地図】をを確認してマンティコアが密集している場所を探し出して、素材の回収をしていこうか。
で、一度僕も帰ってザナドゥの対策を練ってからもう一度戻ってこようかな?
よし次の角を曲がれば団体さんがいるはずだ。僕は両手に握ったライトニングエッジとテンペストエッジを強く握りしめて
【魔纏衣】で【即死魔法】を纏わせる。
当然ながら角を曲がってもマンティコア達は僕の存在に気がつくのに時間がかかる。
その一瞬の隙を突いて走り抜けながら、手前にいた二体に武器を突きつけた。
……すると刺さった瞬間に、二体のマンティコアはその場に崩れ落ちた。
すばやくその二体を僕は収納袋に放り込み。今度は【【範囲化】を使って【即死魔法をばらまいた。
すると面白いようにマンティコアは倒れていく。……これは反則だよなあ。
六体分の素材を確保し、ボス部屋に到着する。
ザナドゥと久しぶりの対決か。【地図】で中を再度確認してみて……っと。
え?ゴーレムが居なくなってる。ザナドゥだけしかいないぞ。
一体何が起こった?
取りあえず、中に入ってみるか。
ボス部屋に入った僕の目に飛び込んできたのは薄い緑色に鈍く輝く腕のような物を手に薄ら笑いをしているザナドゥの姿だけだった。




