第207話 王都に報告。
先日の更新時にもにも書きましたように退院前ですがまたもや1話アップ致します。
退院(8/24)後に
出来れば210話位まで書いておきたいと思っています。
更新スケジュールはツイッターの方で適時お知らせします。
書け次第いつもの時間に適時アップしていきます。
今後ともカット&ペーストでこの世界を生きていくを宜しくお願いします。
……よし、リザードマンからあらかたスキルを入手したし
いつまでもここにいても仕方無いからね、移動しよう。
まずは、国王様への報告が先だよね。
『ケートス様、ありがとうございます。良いスキルを手に入れる事が出来ました』
『その様子だと【地図】をうまく使いこなせたみたいだね』
(ケートス様のおかげで新たな能力(チカラ)を得る事が出来たよ、本当に感謝だね……)
さて、王宮に戻ろうか。
ケートス様にお礼を述べて、アイシャ達を呼び寄せた。
「さあ、王宮に戻ろう」
僕は素早く【固有魔法・時空】を使用する。いつもの黒い渦へとみんな次々と飛び込んでいく。
わっふるだっけ、渦では無く僕の背中に飛びついてくる。
そして最後が僕の番。
飛び込んだ先は王宮のいつも部屋だ。シルフィが呼び鈴を即座に鳴らす。
するとメイドさんがさっと現れて僕らを見て「まぁ……」と驚きの声を上げた。
……このメイドさんの驚くところはじめて見たな」
「すまんが
父上に火急の用件だ。私と旦那様がすぐにいくと伝えてくれ」
シルフィの声で我に返ったメイドさんが綺麗な礼をしてから即座に出て行った。
■王宮内ファーレン執務室
「父上、私だシルフィードだ、入るぞっ!!」
そう言いながらシルフィは返事も待たずに執務室へと入ってしまった。
「……なんだ、騒々しい、シルフィ……火急の用件といったな?一体何事だ?」
「それは旦那様から話させて貰います」
慌てて僕もドアをノックし中へと入っていく。
「急に申し訳ありません国王様、ケートス様よりとんでもない話を聞きましたたのでご報告と思いまして……」
「……ケートス様から、だと。 分かった聞こう。おい、セシルにカッポレ、隣室で少しばかり待機しておれ」
うん?来客が居たのかな……?なんかカッポレとか聞こえたけど……まさか、ね?
「ええ、大変な事態です。
神獣ヘル様が魔王カイエンに付いたそうです」
「な、何ぃぃ、神獣様が魔王についただと??」
「ええ、でヘル様は元々魔族を司る神獣ですので魔王軍に新たな魔族を2種貸し与えたそうです。
魔王カイエンが僕たちにフェンリル様がついたのをよしと思わず、神獣ヘル様に自分についてほしいと依頼した事がはじまりだそうです。
リザードマンは武力で戦うよりも仲間を支援する事に秀でた種族で、ぱっと鑑定した感じ、相当な脅威となると感じました。
「……ふむ、それで聞き慣れない名前もあったな?アンティカといったか?」
「これは戦闘特化した種族らしく砂漠を根城にして全身が硬い甲殻で覆われた種族らしいです。」
「……ふん、砂漠か……報告と一致するな
そのアンティカだが先日騎士団が接触し、亡骸を一つ確保してきた。今お前が言った特徴に一致するな」
リザードマンとアンティカと言う種類の魔族だそうです。
「今の魔王軍の軍勢にこの2種族が増えれば現在魔王国と交戦しているリッツ王国とローラシア王国がまずいのではと思いまして……」
」
「……確かにな……ローラシア王国は勇者召喚を行うようだからなんとかしそうだがリッツ王国は厳しいかもしれんな
どうだ、マインよリッツの防衛に力を振るってみてはもらえんか?サーシャリオン姫の母国でもあるからな 考えてみてくれ
私は今の話しを二国の王とオオセ王に伝える事にしよう」
「そうだ、マイン……オオセのルカ姫の事だが……救出してはもらえんか?」
「ええ、それはかまいません。僕もそう思ってましたから……ただ、姫が捕らえられている場所に……カイエンがいるらしいので最悪カイエンと一戦を交える事になります」
無論、負ける気は無いのでそうなれば倒してしまおうと思っていますが……かまいませんか?」
「ふう、魔王を倒す、か。自分が何を言ってるかは理解しているな?」
「……はい!勿論です。」
「そうか、なら道中の露払いはいた方がいいか」
「姫の救出は僕とピロースの二人で行きます。アイシャやシルフィをそんんあ危険な場所につれてはいけません」
「ほう、それは分かった、が、現実的に露払いはあった方がよかろう? 二名ほど、私が付けてやろう」
「いや、僕のスキルを見せるわけにはいきませんので……不要です」
「ふん……確かにそこは重要だな。
その二人を寝かせてしまって運ぶというのはどうだ?」
う~ん国王様やけに同行者を付けたがるなあ……どうしてだろう。
「不思議そうな顔をしているな?マイン
同行者を付けたい理由は1つだけだ。 お前の実力を信じていない訳では無いが相手が魔王となると……流石にな……こんなところでお前を失う訳にはいかんのだ
それ故、どうしても供共を付けたいのだ……、分かってくれ」
そう王様は言って隣室のドアを開けて「セシル、カッポレちょっとこちらに来い」
ん?カッポレ、カッポレと言ったか?
ちゅん介のご主人様がどうなったかは、僕も気になっていたけどこんなとこにいたのか?
「はっ、ファーレン様お呼びでしょうか」
すると、隣室から良く通るはっきりとした声で返事がして騎士鎧姿の若い男と全身包帯巻きの男が出てきた。
「……うん、実はな、お前達二人に、ここにいるマインの供をしてもらいたいのだ。マインには実魔王軍に捕らえられているオオセ大国の姫君であるルカ様を救出する任務を与えていてな
彼一人では色々心配なので……
「謹んでその任、拝領致します。 とらわれの姫君救出か!まさにこの私にぴったりの任務ではないか~マイン殿この第二騎士団団長のセシルが随行するのです。大船に乗ったつもりで居て下さい ハハハッ」
「えーっと、向かうのは魔王がいる魔人国の本陣になりますが、大丈夫ですか?場合によっては魔王と一戦交えますけど……」
うーん、なんだか心配だ……待てよ?セシル団長と言えば、女好きで有名な問題団長じゃなかったかな?確かメリッサがそんな事を行っていた気がするぞ
国王様の人選なので、大丈夫とは思うけど、セシル団長も不安だけど、カッポレってあのカッポレだよね?
戦闘には役にはに立たないんじゃないかな?彼の戦闘能力はちゅん介だけだったはずだから、今は皆無って事だろう?しかも全身包帯巻きって大けがしてるんじゃないか?
「ああ、お前達の任務は、マインを何があっても生還させる事だ、たとえその身を盾にしてでもマインを守るんだ!よいな」
カット&ペーストでこの世界を生きていくのスピンオフ作品も私は書いております。
本編優先なので更新は亀の如くですが……。
具体的にはマイン達の親の世代の話です。
主人公はファーレン国王の若かりし頃です。
ファーレンが王になった経緯やダインとユキノの死の事実などを書いていく予定です。
こちらは不定期更新となっております。
。タイトル
カット&ペーストでこの世界を生きていく ~隠れた勇者の物語~です。
http://ncode.syosetu.com/n2978du/
よろしかったらこちらもどうぞお読みください。
また誤字などの報告をいただきましても退院後しか対応出来ませんので宜しくお願いいたします。
また現在活動報告にて第二回人気投票の結果発表もしておりますのでよろしければ、一度ご覧下さい。
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現在の私の病気の状況ですが8月24日に退院が確定致しました残り1週間をきってますが
ご心配をおかけしました事を皆さんに心からお詫びいたします。
ただ退院してもすぐ元通りに動ける訳ではありませんので執筆速度等は元通りとhいきませんのでご承知ください。
退院後の更新ですが極力毎日更新に戻したいですが落ち着くのに時間がかかるだろうと思いますのでしばらくは不定期更新が続きます。
皆様にはご迷惑をおかけしますが何卒ご容赦下さい。
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