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私立高野崎学園高等部の七不思議  作者: 林 ランマル
3/4

オカルト!?

話は変わるがおれはオカルトが苦手だ。

幼い頃のある日の出来事をきっかけにおれはオカルト、特に心霊現象が大の苦手になった。

今でも夜のトイレは少し怖い。

高2の今でもだ。

笑いたいやつは笑えばいいさ。

おれはあの日のことを忘れない。




・・・・・




「教えたら1つ私に協力してもらえますか?」





(まあ、そんなにひどいお願いじゃあないだろう)



「わかった。なにを協力すればいいんだ?」


「わ、私と一緒に部活を作ってください!!」


「はい?」


どういうこと?

おれはもう一度聞き返す。


「部活?」


「は、はい!部活です!」


この学校は人数が多いので部活は充実している。

特に運動部は強い部活も多く運動部の中でこの学校に無い種類などほぼ無い。

ということは文化部か?

とりあえず聞いてみる。


「何部を作りたいんだ?」


桜井 陽菜は少しモジモジしたあと…


「オカルト研究部です!」


「オカルト研究部!?」


「はい!」


・・・


エェェエエ!?よりによってオカ研ですか!?

おれの苦手なもの第1位はオカルトなんですけど!?

どーする!?どーするおれ!

これは桜井 陽菜と接近するチャンスだ!

だがおれはオカルトがものすごく苦手だ!!

オバケの類はとくに苦手だ!!

どーする!?

まずは落ち着こう。


「オカルト研究部かぁ。面白そうだね!」


なに言っとんじゃおれはぁぁ!?

パニクって思ってもないこと言っちまった!

すると桜井 陽菜は目を輝かせて


「本当ですか!?浜島さんもオカルト好きなんですね!」


(断りにくくなっちまなぁ。)


まあ、いいか。

これで桜井 陽菜とおれの距離も縮まったわけだし。

部活ならではのドキドキシチュエーションが味わえるかもと思えば。

と、思考を巡らせていると


「だ、ダメですか?」


桜井 陽菜がおれの顔を覗き込んでくる。


「っ///」


可愛い。可愛すぎる!

おれの怖いという気持ちもこの美しさの前では無力だ。

もうしょうがない!!

こうなったらやけくそだ!

やりましょう!オカ研!


「や、やろう!オカ研!!」


「本当ですか!?」


「ああ、やろう!」


ここから私立高野崎学園高等部オカルト研究部の活動が始まっていく。

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