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私立高野崎学園高等部の七不思議  作者: 林 ランマル
2/4

桜井 陽菜との出会い

放課後……


「バスケ部体験入部で〜す」


(部活…か。)


おれは部活動に所属していない。

特に入りたい部活などなかったおれは部活には入っていなかった。


「いっしょに帰ろう?」


リカに声をかけられたおれは二人で正門まで歩いている途中だ。

部活動勧誘の生徒たちを横目に…

おれはおもむろに携帯を取り出そうとする。

とそこでおれは携帯を教室に忘れてしまったことに気づいた。


「わりい!携帯忘れたみたいだ。先帰っててくれ!」


とリカに伝えおれは教室へと戻っていく。

教室に入り自分の机のなかに置いてある携帯をポケットに入れる。

ふと今日の朝のことを思い出す。

桜井 陽菜………///

なにげなく桜井 陽菜の机を見る。


(ん?何か置いてある?)


近付いてみる。


(ノート?)


そこには一冊の黒いノートが置いてあった。

まるでデ○ノートを思わせるようなそのノートの表紙には



「「高野崎学園高等部の七不思議」」



と書かれている。

その不気味なノートを開こうとしたその瞬間………



ガラガラガラ!バンッ!!


おれはその音にとっさに振り向く。


いい香りがする。


「み、みみみみ、見た!?」


そこには青ざめた顔をしている桜井 陽菜の姿があった。


「そ、それは、そのぉ、ちがくて、えっとぉ、そのぉ」


相当動揺しているのだろうか。

だが動揺しているのはこちらもいっしょだ。

なんせこんなに可愛い子がいきなり話しかけてきたんだからな。


それにしても焦った顔も可愛いし、声は女神が囁いているようだ♡

おれは、


「このノート?」


陽菜は


「そ、そうです!み、見たんですよね!?」


「見てないよ?」


とおれ。


「ほ、本当に本当ですか?」


と陽菜。


「ああ、本当だけど。」


とおれ。


「そ、そうですか。ならよかったです。」


と陽菜。

少し落ち着いた陽菜におれは聞いてみた。


「そのノートにはなにが書いてあるんだ?」


陽菜は少し迷ったような顔をしたあとこう言った。


「教えたら1つ私に協力してもらえますか?」




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