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零
「なぁ、一つ言いたいことがあるんだけど」
炎の様な燃える赤の髪をした少年が、自身の身長よりも長く大きい剣を構えながらに、同じように少年の物より大分小振りの細身剣を構える茶髪の少女に訊く。
「場違いなこと言ったら刺すから」
少年は、手厳しい少女の反応に嫌そうに顔をしかめた後、含みある笑みを浮かべ、
「何で俺達、囲まれてんの?」
「後で腹部を刺すわ」
瞬間、巨剣と細剣が滑る様に空気を裂き、耳障りな遠吠えを唸らす物体から赤い飛沫が舞い上がった。
「なぁ、一つ言いたいことがあるんだけど」
炎の様な燃える赤の髪をした少年が、自身の身長よりも長く大きい剣を構えながらに、同じように少年の物より大分小振りの細身剣を構える茶髪の少女に訊く。
「場違いなこと言ったら刺すから」
少年は、手厳しい少女の反応に嫌そうに顔をしかめた後、含みある笑みを浮かべ、
「何で俺達、囲まれてんの?」
「後で腹部を刺すわ」
瞬間、巨剣と細剣が滑る様に空気を裂き、耳障りな遠吠えを唸らす物体から赤い飛沫が舞い上がった。
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