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魔宝樹の鍵  作者: 桐谷瑞香
番外編 散りばめられた旅の思い出(掌編集)
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生きてきた証と未来を導く石 (300字SS)

前回の更新後、番外編を少し書いていたので、アップしました。

「誕生日おめでとう。さあ、プレゼントだ」


 差し出されたのは若草色の石。この地域では、”魔宝珠まほうじゅ”と呼ばれる、十八歳の誕生日の時に親から受け渡される大切な宝珠である。

 私は満面の笑みで、それを受け取った。受け渡した方もとても嬉しそうな顔をしていた。



 宝珠には特別な力が宿されており、その利用の仕方によって決まりがちな将来の行く末の方を重要視しがちだ。

 だが、渡した親にとっては、子どもがこの歳まで無事に生きてきた証であり、渡す際は感慨深いものがあると、私の両親は言っていた。



 そんな私も息子に宝珠を渡す日がやってきた。

 彼に似合う色の石を選び、私たちの願いを込めて、息子に渡そう。



2022年7月、第89回Twitter300字SS参加作品。お題『石』。

魔宝樹の鍵と宝珠細工師の原石と同日世界観の掌編です。

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