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魔宝樹の鍵  作者: 桐谷瑞香
番外編 散りばめられた旅の思い出(掌編集)
238/242

海の先に行くために (300字SS)

番外編が少し溜まったので、更新させていただきます。

「フリートって、どうして泳げるの?」

 窓から海をぼんやりと眺めながら、リディスは背後に来ていた黒髪の青年に話しかける。

「私が海に落ちた時、慣れたように泳いで助けてくれたわよね」

 フリートは頭をかきながら、隣に寄る。

「騎士団の訓練で遠泳があった。あとは親父が海好きで、小さい頃に何度か連れて行ってもらっていて、そこで教わった」

 リディスは目を瞬かせて、フリートを見上げる。少し気恥しそうな表情をしていた。

「この海の先には、見たことがない国や土地が広がっている。世界を見るには、船に乗る機会もあるだろうから、何かあったとき泳げた方がいいって。……ただのこじつけだろうが」

「お父様、常に先を見ているお方よね」


第67回Twitter300字SS参加作品。お題『泳ぐ』。

リディス視点で第6章以降の話となります。

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