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魔宝樹の鍵  作者: 桐谷瑞香
番外編 散りばめられた旅の思い出(掌編集)
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休戦と開戦 (300字SS)

 相棒の男から休戦だと言われた。

 うろんげな目で見ると、彼は溜息を吐いていた。

「この状況で喧嘩している方が馬鹿だ。運命とかたいそうなことを語っている場合じゃない」

 それはもっともで、前方には俺たちを襲うとしている四つ足のモンスターがいた。

 隊長からの命である町への派遣を言い渡された俺たち。森の中を歩いているとき、ちょっとした言い合いになり、不意な拍子にモンスターの巣に踏み入れてしまったのだ。

 相棒の言葉に従うのは癪だったが、己の身を護るために剣を抜き取った。

「とりあえず片づけるぞ」

 お前は運命は変えられないと言ったが、俺は変えられると信じている。

 それを証明するために、まずはモンスターに対し剣を振り上げた。

第35回Twitter300字SS参加作品。お題『休』。

フリート視点で、ロカセナと共に町へと向かっている最中の一コマです。

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