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御使のミュザ三部作

シェラドゥルーガ・アラカルト

それは過去。それは未来。
いつか起きた話であり、ついぞ起きなかった話でもある。

憧れたものになれなかったもの。
ひとりはぐれて市井を歩くもの。
ただ絵を描くことしかできないもの。

人であれ、人でなしであれ。
そこには誰かがいる。
誰かがいれば、物語になる。

シェラドゥルーガは、生きている。
生きて、物語を紡いでいく。

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拙著「シェラドゥルーガ」の世界観を使った、短編集です。
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