第0話 「では、あなたの自由とは」
「では、あなたの自由とは」
俺は考える。
自由は義務の上に立っている。
どっかの誰かが言っていた言葉だ。
自由は義務がないと自由には見えず、感じることもないみたいな意味だろうか。
はたまた、自由は義務をしないと得られないみたいな意味なんだろうか。
どちらにせよ義務がないといけないのは変わらない解釈の仕方だろう。
うん。
俺らしく結構かっこよく語ってみたが、正直俺にも意味が分からないないようになってしまった。
勉強せずにアニメや小説ばかり読んでた俺に自由とはとか聞かれてもな。
諦めた。
とりあえず俺が求める自由について話そう。
1 怠け放題の生活
2 自堕落な生活
3 嫌いな野菜を食べなくていい生活
これはひどい。言えないね。
仕方無い最終手段に出るか。
かっこよく言える中身のないことといえば、、、
「私らしく生きていける。それが自由だと思います」
見たか。これが俺の最終手段だ。完全に逃げられたな。うん。
「では、私らしくとは何でしょう」
oh~~~
今自分で墓穴ほったね。
やらかしたぁ。
やっぱり逃してくれないか。
そう心の中で慌てながら、私は淑女らしく紅茶に口をつけた。
高そうなソファーに座り、学園会議室で私は面接を受けている。
ここから逃げるのは無理だろう。
私、クラシス・ルティアは
とてつもなく ピンチである
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