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本当
晴江ちゃんに私の事憶えてないって言われて凄いショックだった。
晴江ちゃんが私の事憶えてる事を信じてお嬢様校に来たのに。
「はぁ」
「どうしたの?松田さん、ため息何か吐いて」
「何にも無いよ。ただ」
「ただ?」
「何にもない、晴江ちゃんが私の事を憶えてないから」
「松田さんの事?」
私達が話していると先生が私達を呼んだ。
「晴ちゃん、松田さんちょっと来て」
「なあに、あいちゃん」
さっきから、あいちゃんだの晴ちゃんだのどう言う関係なんだ?
「はい」
「あのね、とても悔しんだけど、松田さん寮暮しでしょ?
で、ここの寮はクラスごとだから私と晴ちゃんと松田さんの3人の部屋になるの」
先生は、何かイライラしているのか段々言う事が意味不明になって来た。
「えっと、つまり、私と晴江ちゃんと先生の3人で部屋を分けないといけないって事ですか?」
「そうです。部屋は3部屋あるんだけど・・・、晴ちゃんとイチャイチャ出来なくなっちゃう」
「あいちゃん、元気出して」
本当にどう言う関係なのだろう?
お互いニックネームで呼びあってる事に少し嫉妬してしまった。