表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100ものアレルギーを持つ女   作者: AQUARIUM【RIKUYA】
第1章:大学編
22/33

⸻第6話 二人だけの秘密がばれそうになる事件


大学生活も中盤を迎え、結衣と緋人はお互いの存在が何よりも支えとなっていた。だが、秘密の結婚生活は、いつか誰かに知られてしまうのではという不安が常に二人の胸にあった。


ある日、緋人が結衣の授業ノートを図書館に忘れてしまったことが発端だった。ノートには二人の名前や、結婚を示唆するメモがこっそりと書かれていた。


「結衣ちゃんの秘密、もしバレたらどうしよう……」


緋人は焦りを隠せなかった。そんな中、大学の友人である加藤という男子学生がそのノートを見つけてしまう。


「おい、これってマジかよ……?」


加藤は興味津々で、友達に話し始めた。噂は瞬く間に広まり、二人の秘密は徐々にキャンパス中に広がっていく。


結衣は不安で胸が押しつぶされそうだったが、緋人は彼女をしっかりと抱きしめて言った。


「誰に何を言われても、俺たちは変わらない。これが俺たちの真実だ。」


結衣はその言葉に勇気づけられ、二人はついに秘密を隠すことをやめ、周囲に自分たちの関係を認めてもらう決意を固めた。


すると、予想以上に友人たちは温かく受け入れてくれた。美咲も加藤も、結衣のことを変わらず支えてくれたのだ。


「結衣、いつでも味方だからね」


その言葉に結衣は涙をこぼし、未来への一歩を踏み出したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ