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番外編 二話 堀田優斗はセンスがない。

 家で一人、僕は恐らく神妙な顔でスマホの画面を見つめていた。


「...どうしよう。」


僕は今日、伏見さんに映画に誘われてしまった。

決して嫌なわけではない、ないのだが...。


「...服がない。」


着ていけるようなおしゃれな服がなかった。

そもそもおしゃれがわからない。

何着か持っている服を並べてみたが、少なくとも着ていけるようなものじゃない。

仕方ない、買いに行くしかないか。

とりあえず、近所にある、恐らくはおしゃれそうな服屋を訪ねることにした。


「あ、いらっしゃいませ!!!」

「あっ、えと、はい。」


店員さんに話しかけられ、思わずたじろぐ。

やはり僕に陰キャ卒業は難しそうだ。


「何かお探しですか?」

「えと、あの...似合いそうな無難な奴ってないですかね...。」

「...えーと、無難というと...。」

「流行りとかがよくわからないので、何というか、普通の服を...」

「なるほど。少しお待ちください!」


やばい、服について何もわからないせいでどうすれば説明すればいいのかわからない。


「こちらとかいかがでしょう?モノトーンな感じで、一番似合うと思います。」

「あ、じゃあ着てみます...」

「はい!試着室まで案内しますね。」


こうして、財布の中身は減ったものの、何とかデートで着れる服を揃えたのだった。



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