4話
4話
それから数か月が経過すると山上は「おじちゃん」と、呼ばれ親しまれていたが、その事が施設に知られていしまい山上は路上で美香ちゃんと一緒に居るところを巡回中の警察官と鉢合わせに。すると美香ちゃんは両手を左右に広げ「おじちゃんは悪い人じゃない!!」と、警察官を睨むと警察官はニッコリ微笑んで「終わ海苔さんも山上さんが悪い人だとは思てないよ♪」と、美香ちゃんの頭を軽く撫でた。
そして一時間が経過した頃にお巡りさんは美香ちゃんに「お話は終わったから帰るからね~♪」と、言って山上と美香子の前から姿を消した。その瞬間、山上は突然膝まづいて涙ながらに美香子を抱きしめていた。山上は警察官に「これ以上は会わない方が良い」と、言われたようだった。
そして翌日から美香子は公園にもブルーシートの家にもパッタリと来なくなってしまった。そして山上は心が抜けたようになりすっかり荒んでしまった。そして「所詮! こんなもんなんだよ俺たちは!」と、両手を地面に叩きつけていた。山上は泣いていた。そして数か月が経過して冬になるとメッキリブール―シートの家は冷え込んでいたる