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40人のお父ちゃん  作者: 縄奥
10/11

10話

縄奥

@eJOK2rJHpW48978

得意料理はケンチン汁です。老人ボランティアをしています。少し前に2作品を電子書籍で出版していました。自衛隊は日本の宝。職業は、フリーライターです。無言フォロー歓迎します。ネットで大人向け小説を書いています。作品は600作品無料で見れます。縄奥で検索して下さい。日本が大好き。北海道札幌市。相互フォロワーさん随時募集中。



 10話




  美香子は大学を出て司法試験に合格して今は弁護士として勤務しているが、何故にあの時、声を掛けられたのかそして何故、40人のお父ちゃんが出来たのかこの年齢になって不思議に思う26歳になっていた。毎週水曜日に声を掛け誘ってくれたホルモン焼きはテントの中が煙かったっけ… そして週に二回やる焼肉パーティーに小奇麗なテントの中でやる寿司屋さんに、ラーメン屋さんの弦さん。思い出はまだまだあって語りきれない程だった。


焼きそばに綿菓子に煎餅にカレー屋さんから中華迄いろいろ食べさせてくれた40人のお父ちゃん達は今も大阪でホームレスをしているに違いなかった。そして時々来る高級車の人達との会話。内容は解らなかったけどお父ちゃん達の顔は真剣そのものだった。一体何者なのか調べようとは思わない美香子だったが弁護士の仕事でヒィヒィ言って働いている。そんな美香子にもようやく彼氏が出来、双方の親とは面談したが相手方の両親は40人のお父ちゃんに仰天していた。


彼氏も同じ会社の弁護士で二つ上の先輩らしかったが、もっぱら興味は40人のおとうちゃんのことだったようだ。何故、孤児の美香子が40人のお父ちゃん達に育てられたのか、そして何故、40人もお父ちゃんが居るのかが面白かったようだった。だが美香子との約束でお父ちゃんのことは詮索しない約束で婚約した美香子だった。この時、美香子は28歳になっていて身重の身体になっていた。40人の御爺ちゃんの居る美香子の子供は一体どんな生活をするのだろうと楽しみにしている美香費夫婦だった。




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