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第二章 1


「さぁ、皆さんお待たせしました。ぐっすり眠って清々しい朝を迎えました。エッグマン第二ラウンドが間もなく開始します」司会者が相も変わらず大きな声で言った。「白熱の第一ラウンドを終え、全二十チームのうち、第二ラウンドに進めたのは、十チームのみとなっています。約半分のチームが第一ラウンドで敗退となっていますが、この第二ラウンドを終えた時、勝ち進むことが出来るのはなんチームなのでしょうか?そして、優勝するのはどのチームなのか?この第二ラウンドも、目が離せないのは間違いありません」

「第二ラウンドが最も重要な局面を迎えることは間違いないでしょう」解説者が言った。

「それはどういうことでしょうか?」

「そもそも、エッグマンにおいて、第一ラウンドと第二ラウンドではまったく種目が違うと言っても過言ではないでしょう。特に今大会の第一ラウンドでは、第七チームのベル選手が武器屋の前を占領したことにより、たった二チームしか武器を購入出来ませんでした。つまり、敵チームと遭遇するのは、殆ど運によるものでした。ただ、第一ラウンド終了時点までに武器購入を宣言したチームは、この第二ラウンド開始時点から武器の装備が認められています。これにより、エッグの守り方、そして、攻撃方法などが一変します。第一ラウンドでは、エッグと離れることにより、守ることが可能でしたが、第二ラウンドからはそうはいきません。エッグの索敵アイテムがあるからです。それを意識したポジションの獲得が重要になってきます。そして、その場所を探す時間は第二ラウンドまでに見つけておく必要があります。これから探していては遅いですから。第二ラウンド開始と同時に、殆どのチームが任意の場所に移動するでしょう。強固な守りをとったチームに対して、どう攻めるのか?それが第二ラウンドの魅力でもあります。そして、第三ラウンドを有利に進める為には、この第二ラウンドで大量のポイントを獲得することが必須条件となります。第三ラウンド開始時点に、今と同じ数だけのチームが残っている可能性は低いですからね。そして、第三ラウンドに進むチームは、本戦に出場するチームから更に選りすぐりのメンバが残るのは自明です。その曲者揃いの中から大量ポイントを獲得するのは、至難の業です。つまり、この第二ラウンドこそが、試合展開が大きく変わるターニングポイントなのです」

「なるほど。つまり、今日のこの試合は、一時も目が離せないということですね。さぁ、皆さん。気になる第二ラウンドは間もなく開始です。刮目せよ」


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