表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の契りで幸せを  作者: 平河廣海
最終章 アフターグロウ
88/101

第十三話 リベカの手記~ガリルト編~

 リベカ元年一月一日。


 今日から私は、オラクルだ。式典も終わったし、記念に、日記を始めようと思った。

 他にも「オラクル」を使える子がいるのに、妹のアリスの方が優秀なのに、何でわたしなのかなって思ったけど、前任のオラクルの方が神託で決めたみたい。

 まあ、確かに上の方が色々と便利かもしれないけど、オラクルになったからには毎週一回オラクルを絶対にして、それ以外はカナンの滝で(たき)(ぎょう)って本当つらい……。

 そりゃ、オラクルだからしょうがないけどさ、ただの巫女だった時はそこまで厳しくなかったから、愚痴ってもしょうがないじゃん。一応、オラクルでも休みはあるけど、「オラクル」の前日と次の日って……。「オラクル」の次の日は動けないだろうから、実質休みは週一!? きついよー! これじゃ、魔法道具作れないじゃん!


 はあ……、がんばるしかないか……。

 ああ、もうこんな時間か。

 めっちゃ書いちゃったし。

 明日は初仕事か……。枢機卿の人とお話だよ……。

 なんか、いいことないかなあ……。




 リベカ元年一月二日。


 初仕事、おしまい! 滝寒い! 枢機卿の人めんどくさい! いじめんな! もっと食べたい! オラクルだからって、ご飯少なすぎ! 眠い! もう寝る! お休み!




 リベカ元年一月六日


 ようやく休みだ!! イェイ! 久しぶりに自分の時間が取れた気がするよぉ! めっちゃ魔法道具作った! 可愛いのもいいし、使えるのもいいし! ホント、魔法道具最高!! 今すぐ職人になりたい! そして、いい人を見つけて、結ばれるの! 子供も作って、家族団らん! ああ! 楽しそう!

 ……もう十五なんだけどな。はあ。オラクルの間は結婚禁止だし、めんどくさいし、だれか変わってくれないかな。

 ああ、いけない、オラクルなんだから、しっかりしないと。明日はオラクルとして、初めての「オラクル」なんだし。

 でも、どうせ誰も読まないだろうし、いっぱいぶちまけちゃってもいっか。ぐちぐち書くだけでも気分転換になるし。

 誰かいい人いないかなあ。




 リベカ元年一月三十日。


 もう一か月か。早かったなあ。最初はオラクルいやだったけど、なんだかんだあんまり巫女のころと変わんないから、結構楽かも。「オラクル」で疲れるけど、その休みも含めると結構休日が多いな。

 まあ、その分枢機卿の人と話さなきゃいけないんだけどね……。

 政治のことも決めなきゃだし、がんばってガリルト(しん)様の神託を聞かなきゃね!




 リベカ元年三月一日


 今日から三か月目! 枢機卿の人と話すのも慣れてきて、なんか楽しい! 嫌な人もいるけど、悩みを聞いてくれる人もいるし、アリスもいるし、ここにいっぱい書けるから、どうってことないや! マスグレイヴで不穏な動きがこれからあるって神託を受けたけど、バノルスに警戒するよう伝えてもらったし、いざとなったらアブラハム陛下が何とかしてくれるから大丈夫!

 そういえば、アブラハム陛下の長男のイサク様が、結構なイケメンで、性格もよくて完璧って噂。

 物語に出てくる王子様そのものなんだって。

 私の二歳年上だから、もしかしたらチャンスあるかも?

 私を連れ出してくれないかなあ……。物語の姫様って、幸せだなあ……。

 まあ、今の私はオラクルが楽しいから、別にいいんだけどね。


 結婚したら引退になっちゃうし、バノルスの人と結ばれるなんて、穢れるって絶対言われるわ。

 普通の女の子だったらよかったのかなあ? でも、それじゃあイサク様と会えないよね?

 はあ……、好きな男もいないし、もうちょっと色があれば最高なんだけどなあ。

 オラクルだから、そんなの許されないか……。




 リベカ元年五月一日


 今日から次の「オラクル」まで、休み! 五月五日までだね! 外に行くのは許されてないから、いっぱい魔法道具作るぞ!

 ……いっぱいありすぎて、ちょっとアリスに怒られちゃったけどね。

 「お姉ちゃん、もうちょっと女の子らしく服とかお化粧とか気にしてよ!」だって。

 でも、好きだからしょうがないじゃん。

 一応、私の空間魔法にしまったよ? 私の唯一の趣味で、お金もいっぱい使ってるのに、捨てられたくないもんね。




 リベカ元年十三月二十日


 いつもの滝行。一昨日の「オラクル」、昨日の休み、この前の魔法道具作りって、代わり映えのない毎日。なんか飽きちゃうな。

 面白いことが起きればなあ。

 そう思ってたら、なんと! 来ちゃいました!!

 イサク様が、ガリルトの神殿に来るんだって!!

 しかも、一緒に会食までするの!!

 なんでも、私のオラクル即位一周年を記念しての訪問みたい。

 すごくいい王子様らしいから、今から楽しみだなあ!!

 来年の一月一日らしいんだけど、今から楽しみ!!

 今からもっと髪の毛とか手入れしたり、服を見繕ったりしないとね!!

 なんたって、理想の王子様なんだから!!




 リベカ元年十六月三十日


 ……いよいよ明日だよ。

 イサク様が来るの。

 ああ、緊張する……。

 どんな方なんだろうな。

 早く、会いたいな。

 髪の毛とか服とか大丈夫だと思うけど、不安だな……。




 リベカ二年一月一日。


 ……イケメンだった。

 一目見た瞬間、胸の中がざわめいて、直視できなくなった。

 これって、なんだろう。

 会食が終わった後、イサク様に誘われて、花畑に一緒に行った。

 その時、急に手を握られたから、驚いちゃった。

 でも、嫌な感じはしなくて、すごくドキドキして、不思議な気分。

 そんなイサク様は、バノルスのため、ガリルトのために頑張る、好青年だった。

 噂通りの人だった。

 神殿から去っていくその姿を見ていると、すごく寂しくなった。

 また、会いたいな。




 リベカ二年一月十五日。


 驚いちゃった。

 だって、イサク様が来てたんだもの。

 どうやら、次の会談の調整をしに来たみたい。

 今までこんなことなかったからびっくりしたけど、また会えてうれしかったな。

 また二人きりで花畑に行ったし。

 すごく楽しい。

 すごく安らぐ。

 こんなこと、今までなかったな。

 これって、なんだろう?




 リベカ二年四月一日。


 やったやった!

 今度は、私が休みの時にイサク様と会えるんだって!!

 しかも、ちょうどイサク様も休みの日!!

 神殿の外には行けないから、花畑とか、私の部屋で過ごすことになるけど、一日中いられる!!

 イサク様がみたがってた、私の魔法道具を見せようっと!

 欲しいものがあったら、プレゼントしちゃおう!

 今から楽しみだなあ。


 あ、そういえば最近、変な神託見ちゃった。

 なんか、「神器」っていう魔法道具を作れっていうのなんだけど、枢機卿の人とか、他の人に話しちゃダメなんだって。

 四つあって、剣と、鏡と、勾玉と、本。

 最初は剣を作るよう言われたんだけど、「オラクル」と「プログラム」の合成魔法にしなきゃいけないみたい。

 ただでさえ疲れるのに、人使い荒い神様だよね。

 まあ、今ならある程度大丈夫だけど。

 ガリルト神様も、軽く「オラクル」を使うだけでいいって言ってたし。

 要するに、神の力を混ぜればいいみたい。


 何でそれを作ればいいのかは教えてもらえなかったけど、いつか教えてもらえるのかな?

 ま、でも魔法道具の一つなんだから、私の楽しみが一つ増えたのと同じ! 頑張ろう!!




 リベカ二年四月二十四日。


 イサク様と一日中一緒だった!!

 すっごくたのしかったなあ!

 お互いの家族のこととか、仕事のこととかの話ばっかりだったけど、なんだか楽しい!!

 イサク様と一緒なら、何でも楽しくなっちゃう!

 イサク様も、私の魔法道具の話をいっぱい聞いてくれたし、プレゼントも喜んでくれたし、もう最高!

 こんな日がずっと続けばいいなあ。

 次に会えるのはいつなのかなあ?

 早く会いたいな。




 リベカ二年六月一日。


 ……全然神器ができない。

 やっぱり、難しいな。

 ガリルト神様は、焦らなくていいって言ってくれたけど、早くできたらいいな。

 イサク様とも最近よく会えるけど、神器のことを話しちゃだめだから、ちょっとストレス。

 でも、会えるだけですごく心が安らぐから、別にいいもんね!

 ああ、早くまた会いたいな。




 リベカ二年八月十日。


 ……ショックだった。

 枢機卿たちに、イサク様と会うのは禁止されちゃった。

 最近、いっぱい会っていたけど、バノルスの人は血に穢れているから、本当はあんまり会っちゃいけないんだって。

 そんなことないと思うのになあ……。

 イサク様、本当にいい人なのになあ……。

 必死に説明したのに、わかってくれなかったよ。

 部屋に戻ったら、涙があふれてきちゃった。

 ……会いたいよぉ。




 リベカ二年九月一日。


 ……会いたい。

 イサク様に会いたい。

 せっかく仲良くなったのに。

 仕事が終わって部屋に行ったら、毎日、毎日そう思っちゃう。

 すごく寂しい。

 会いたい。

 そうやって、気が付くと涙でいっぱいになっちゃう。

 ……なんなんだろうな。




 リベカ二年九月十八日。


 今日は、アリスが心配して私の部屋に来てくれた。

 最近、ちょっと具合が悪い日が多かったからかなって思ったけど、それだけじゃないかもしれない。

 最近、ずっと泣いてるんだもん。

 もう、我慢できないほどに。

 部屋にいたら、ずっと。

 イサク様に会えないんだもん。

 ……会いたいよ。

 でも、会っちゃダメ。

 ……ひどいよ。

 あんなにいい人なのに。


 そんな思いを、ついアリスにぶつけちゃった。

 情けないなあ……。

 でも、アリスは全部聞いてくれて、私が泣き止むまで傍にいてくれたの。

 どっちがお姉ちゃんなんだろうね。


 それで、アリスに言われちゃったの。

 「お姉ちゃんは、イサク様のこと、好きなんだね」って。

 言われてはじめて気づいちゃった。

 これが、恋なんだって。

 私の、初恋なんだって。

 それに気づいちゃったら、また大泣きしちゃった。


 だって、叶わないもの。

 私はオラクル。

 穢れたバノルスとは、絶対に交わってはいけないもの。

 そう自分に言い聞かせるけど、やっぱり、つらいな……。

 会いたいよ……、イサク。

 こんなに大好きなのにな……。




 リベカ二年十四月三十日


 やったやった!!

 来年の一月一日の即位二周年記念の式典に、イサク様も参加するんだって!!

 やっと会えるよ!!

 また二人きりになれないかなあ……。

 枢機卿の人がうるさいだろうけど、なんとか会えるように掛け合ってみようかな?

 でも、止められそうだしな……。

 アリスに相談しようか。

 なんか、話さないように言われそうだけど。


 でも、元気になった気がする!!

 やっぱり、イサク様が傍にいてくれた方がいいな……。

 ずっと、一緒にいたいな……。

 もし、私がバノルスの人だったら、……結婚、できたのかな……?

 イサク様が旦那様……。

 違和感ないな。

 うん。

 やっぱり、大好き。

 式典の時、私を連れ去ってくれないかな……。




 リベカ三年一月一日。


 ……プロポーズ、されちゃった。

 誰にだって?

 イサク様に。

 ガリルトとバノルスがより親密になるためにもいいだろうとも言ってたけど、それよりも、私のことが大好きなんだって。

 私と会えなくなってから、すごく恋しかったんだって。

 私と、同じ。

 すごくうれしい。

 恋が叶ったんだもの。

 でも、……すごく、悲しい。


 だって、私はオラクル。

 イサク様は、バノルスの王子。

 穢れた血を引くものに、嫁ぐわけにはいかない。

 でも、私は結婚したい。


 ……絶対、みんなからは反対される。

 だから、……断っちゃった。

 本当は、天にも昇る心地だったのに。


 ……やだよ。

 結婚したいよ。

 イサク様。

 本当は大好きなのに。

 そう言って、彼の胸元で号泣しちゃった。

 でも、そんな私を静かに抱きしめてくれたの。

 すごく温かくて、ますます恋しくなっちゃった……。


 諦めなくてはいけないのに。

 いつの間にか、彼のすべてが恋しくなっちゃった。

 そんな自分の心に、嘘をつけるわけないじゃない。


 でも、枢機卿やほかのみんなに見せられない。

 だから、余計に悲しい。

 でも、アリスにだけは相談できる。

 思いっきり泣いちゃった。

 アリスは私の気持ち、わかってくれた。

 そして、言ってくれたの。

 「お姉ちゃんがどうしてもイサク様と結婚したいなら、私がオラクルを引き継ぐよ」って。

 本当は「オラクル」で神託を受けて決めるんだけど、すごくうれしくて。

 余計泣いちゃったな。


 ……イサク。

 私をバノルスへ連れて行って。

 私をオラクルの柵から、ガリルトの柵から解き放って。


 ……そんなの、できるわけないよね。

 だって、ガリルトの方が立場が上で、私はそのトップだもの。

 そんなことしちゃったら、絶対によくないことが起こる。

 だけど、……諦めきれない。

 イサクと結婚したい。

 大好き。




 リベカ三年一月八日。


 ……ガリルト神様に、告白しちゃった。

 オラクルをやめて、結婚したいって。

 穢れることになるけど、それでもしたいって。

 でも、言われちゃった。

 そんなのは、私たちが決めたことだって。

 「オラクル」を使える人に神託を伝えるのは、どんな人だって変わらないって。

 だから、別に結婚しようが、私の勝手だって。

 気にしていないって。


 なんか、あまり穢れとか考えていないみたい。

 それこそ、処女じゃなくてもいいみたい。

 まあ、「オラクル」を使えるのは女性だけなんだけど、たぶん、それは私たち側のマジカラーゼのせいかな。


 ともかく、そのことを枢機卿に伝えるように言われたんだけど……。

 バノルスに嫌悪感を持つ枢機卿たちに糾弾されちゃった……。

 こんな汚らわしいことを、神の言葉のように言うやつは、ガリルト神様への侮辱だって……。

 即刻、死刑にすべきだって……。


 でも、バノルスに比較的穏健な枢機卿たちが必死になだめてくれて、私は今、部屋に謹慎中。

 ガリルト神様の言うとおりに伝えたのに、なんでこんなことになったのかな?

 人が恋するのは、当たり前のことなのに。

 恋には抗えないのに。

 たまたまその人が、穢れを背負ったバノルスの人だったから駄目なのかな?

 ……そんなの、人間が勝手に決めたことなのに。

 ガリルト神様は、気にしないって、言ってくれたのに。


 ……みんな、ひどいよ。

 アリスに相談したけど、いっぱい慰めてくれた。

 勝手にガリルト神様に相談したのは怒られちゃったけどね。

 はあ……。

 普通の女の子だったらな……。

 会いたいよ……、イサク。

 早く、私を連れ出してよ……。




 リベカ三年一月十五日


 今日はオラクルの日だったはずだけど、変わらず謹慎中。

 でも、「オラクル」は魔法だから、自分で勝手にやった。

 なんか、マスグレイヴの動きが怪しいみたい。

 なんでも、バノルスに何回もちょっかいを出してるとか。

 正直どうでもいい。

 イサクが無事ならば。

 早く会いたい。


 でも、今日の「オラクル」は誰がやったんだろう。

 アリスかな?

 それとも、ラケルかな? レアかな?

 しばらく、二人にも会ってないな……。

 寂しい。

 「オラクル」意外に私が今できるのは、ガリルト神様に言われた、神器を作ることだけ。

 誰にも言っちゃいけない。

 なかなかうまくいかないけど、もう、それしかできない。

 早く、私をこの檻から解き放って。

 早く、迎えに来て。

 イサク。




 リベカ三年六月二日。


 あれからずっと軟禁状態。

 外では何があったかわからない状態だけど、「オラクル」で聞いた話では、アリスとラケル、レアの「オラクル」で、私を閉じ込めるように神託を送っているみたい。

 で、音信不通の私を心配してか、イサクも働きかけてくれているから、なんとかこの状態を保ってるんだって。

 でも、私は早く外に出て、イサクと一緒になりたいんだけどな。

 アリスは親身になってくれて、オラクルは引き継ぐって言ってくれたけど、そうなると会えなくなるから、申し訳ない。

 ありがたいんだけどね。

 やっぱり、たった一人の家族なんだもの。

 離れたくないよ。

 でも、やっぱりイサクと結婚したい。


 私は、どうすればいいの?

 今は、ガリルト神様の言うとおりに、神器を作ってるけど、なんとなく感覚がつかめた気がする。

 これを生かしたら、もっとスピード上がるかな。

 毎日ずっとやってるから、飽きちゃったけどね。

 ……アリスとイサクに会いたいな。




 アリス元年一月一日(リベカ三年六月四日)。


 国外追放。

 急に部屋に入ってきたアリスに、そう言われた。

 なんで、と聞こうとしたけど、たぶん、これがお咎め。

 ガリルト神様が、私をオラクルの重責から解いてくださったのだと思う。

 詳しい話は聞けなかったけど、アリスが次期オラクルなんだって。


 でも、謝れなかった。

 急なことで、何も言うことができなかったから。

 もう、会えなくなっちゃった。

 たった一人の家族と。

 アリスも、少し涙目に見えた。


 でも、その代わりにガリルトの呪縛から逃れられる。

 イサクと、結婚できる。

 当然バノルスでもひと悶着あるだろうけど、私には、イサクの下に行くしか当てがない。


 私は、今まで作ってきた魔法道具の数々と、作成中の神器、そして、この日記しか持ってない。

 軟禁中は部屋にしかいられなかったけど、自由にさせてもらえたから、ずっと作ってた。

 今思うと、結構恵まれていた罪人なんだろうな。

 神託と、イサクのおかげかもしれない。

 ……今更、意味ないけど。


 ありがと。


 ごめんね。


 アリス。


 ラケル、レア。


 ガリルト神様。


 そして、できることならば。


 これからも、よろしくね。


 イサク。


 さあ、ぐずぐずしてられない。

 さっさとガリルトを出ないと。

 それじゃ、バイバイ。


次回、第十四話「リベカの手記~バノルス編~」。明日投稿になります。お楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ