1.ここは…
初めての投稿なので、右も左もわからない為、お手柔らかにお願いします。
この世界には、魔力が満ちていて、人間は魔法を使い、魔物を討伐し、妖精と共存しています。
そんなファンタジーな世界には、獣人国・エルフ国・人間国があります。
人間国であるここ、ヴァンリー王国は、光属性の攻撃魔法が使える王族が国を治め、闇・水・風・木・土・火属性の攻撃魔法を使える六つの侯爵家、各侯爵家の縁者にあたる伯爵・男爵・子爵家、そして簡単な魔法が使える民が暮らしております。
稀に民の中にも、攻撃魔法を使える者が産まれた場合は、それぞれの侯爵家が養子や婚姻などで対処します。
なぜならば、『力の弱い民を魔物から守る』という義務を背負い、誇りを持っているため、力有る者を望んでいるのです。
そのため、「平民だから~」なんて差別がない、とても平和な国です。
そして、人が持つ属性は、髪と目の色で判別できます。
光属性は金色、闇属性は紺色、水属性は銀色、風属性は青色、木属性は緑色、土属性は茶色、火属性は赤色。
ちなみに、民は紫色や桃色、オレンジ色などが多く、属性が表れないのです。
また、六侯爵家では、一族の中で髪と目が同色の男児が必ず産まれ、次期侯爵家当主となるために、さまざまな教育を受けます。
そんな六侯爵家のひとつ、木属性のキーズ侯爵家の次女として、私イレットは産まれました。
当主でもある父 アヴァンは、緑の髪と目を持ち、顔は普通ですが、厳しくもとても優しい人です。
母 シェリーは、銀の髪と緑の目で、水と木の属性を使えます。明るく聡明で美人です。
兄 トーマスは、20歳。緑の髪と目を持ち、母譲りの美少年で、次期当主として、日々勉強中です。とても優しくて頼りになるお兄様です。
姉 オリヴィアは、18歳。母譲りの美少女で、緑の髪と金の目を持ち、木と光の属性を使えます。
余談ですが、光属性を持つ女性は、王族と結婚できるため、お姉様も王太子の婚約者候補だったのですが…
「攻撃と癒しが使えるなんて、まさに一騎当千!いざ、魔物討伐へ!王妃なんて柄じゃないから、じゃ~ねぇ~」
と王立学校で出会った仲間と、にげ…じゃなくって、旅立っていかれました。
そして、現在14歳となった私の容姿は、父に似て普通ですが、母と同じ銀の髪と緑の目を持ち、水と木の属性が使えます。
4歳の時に、階段で転んでしまい、その拍子に、日本人の女の子という前世の記憶を思い出しました。
なので、前世の自分と混ざってしまい、何とかなるでしょ?って感じな楽天家となっております。
前世では、オタクではないけれど、ファンタジー小説が好きで、魔法が出てくるRPGをやっていた事くらいは覚えているけれど、なぜ死んだのかは覚えていないので、悲観的にはなりませんでした。
この世界の言語が日本語だから、ゲームや小説の登場人物に転生した…かもしれませんが、特に覚えていないのでわかりません。
私の家が六候爵家の1つだったので、魔法に関する書籍がたくさんあり、使える水と木の属性の呪文を覚え、前世での知識も加えて、オリジナルな魔法を発動させて…と、とても充実した毎日を送っています。
メンタルが非常に弱いので、メッセージは書かれませんよう、お願いいたします。