第6部 新鮮な気持ち 〜そして発見〜
家に帰った。部屋に戻った。
寝た。
4月14日
「ぴいぴいぴいぴいぴいぴい」
時計は5時半を指していた。
朝起きていつも通り朝ごはんを食べていた。親達は、昨日の地震について
話していた。俺は頭が痛くなってきた。
7時になって学校に登校した。
「おはよ!ホルト!」
後ろからセルカに声をこけられた。
俺は
「おはよ」
とだけ軽く返した。
セルカは俺が何を考えているか
分かった
様で
「昨日は大変だったね、でも気にしなくてもいいとおもうよ」
そう言ってくれたセルカは俺のことをよくわかってくれている。
だからとても信頼出来る、
この時俺はもうこれ以上皆に迷惑を
かけてはいけない。
そんな決意を固めた。
「セルカ、これから俺、毎日図書室いってサイキッカーリングについて調べる」
そんなこんなで学校についた。
階段を登り、6-2と書かれた教室に
入っていった。当然皆からは 睨まれたり
陰口を叩く人もいた。
中には直接俺に
「化け物」
「怪物」
「情緒不安定」
と言ってくる人もいた。
とりあえず朝の会が終わり、
1時間目の算数の授業も終わった。
10分間の休憩時間の間
俺は図書室にいってサイキッカーリングのことや、ジルについて調べていた時
セルカやローレンスも
いつの間にか隣にいた。
「なんでここにいるんだよ」
そう聞くと
「目的はお前と一緒だ」
「私も同じく」
正直一人になりたいのに、そう思ったが
教室で追いかけっこなり何なりしてる所で読書するよりはましかと思った。
休み時間終了のチャイムがなり、
俺たちは教室に戻った。
正直自慢ではないが偏差値90代で
中3の勉強がでる俺ら
にとっちゃ小学校の授業は簡単すぎだし
テストでは常に俺らは満点だった。
またいつも通り授業が終わり
図書室にいった。今度はローレンスと
セルカの2人が先に来ていた。
「あ、ホルト!やっときた!」
セルカは、俺のことを
まっていたのか?と思い、
「何か様?」
と聞くとセルカはなぜかうつむいて
もじもじして
「いや、、、、なんでもない、、、」
セルカの顔はとても赤くなっていた。
それを見たローレンスは
とても呆れた様な顔をしていた。
そんなこんなで何日かたった。
毎日の様に本を読んで
もう図書室にある科学の本は
10ぶんの9は読み終わっていた
4月15日
いつもの様に登校し、
給食を食べて昼休みになった。
図書室にいき、いつも通り
本を読んでいた。
「おい!二人ともこれを見てくれ!!」
「「え!?!?」」
そこには衝撃的なことが書かれていた。
【電子機器、ガラス窓、全てのものは
『 異空間』に繋がっている。
異空間とは宇宙の何処かに存在するが
地球にまだその光が届いていない為
見えない星のことを指す。】
これを見た瞬間、皆きずいたことがあった様だ、3人で目を合わせた。
要するに俺らこの間校外学習で体験したゲームは現実での出来事、という事
になるのだ。この間の地震は
異世界のうちに入る宇宙を通しての
地震だったことになるのだ