まさかの転校生!
こんなに編集長から「うん、いいんじゃない」って言われた作品!嬉しい!
楽しんでみてくれると嬉しいです
あの桜並木の向こう側にある、1つの高校。そこから始まる、切ない恋の物語…。
「はじめまして、中島はるかです。S高から、転校してきました。よ…。よろしくです!」
はるかは、つい一週間前俺の家の隣に越してきた。彼女は、綺麗な長い髪を、足元まで伸ばしていた。目は、淡い青色、モデルのようなスタイル。クラスの男子も女子も。彼女のことを見て、すごく驚いた表情。あまりにも美少女すぎて、彼女にみんな、目を見張っている。
「えっと、中島さんは、佐能くんの隣ね!窓側の一番後ろね!」
と、先生は言った。先生は、藤原すずかという名前で、黒髪のショートヘアー。この人も、かなりの美人だった。
「はい!」
はるかは、そう言うと、ゆっくりと歩いてきた。と、突然
「はるか様!その男に近づいてはいけません!そいつは、佐能守の孫、佐能春希殿ですぞ!はるか様!」
と外から聞こえてきた。窓から外を覗いてみると、グラウンドに白のリムジンが止まっていた。そして、リムジンの隣で、叫ぶ若い男の人が居た。その人は、タキシードを着ておたので、はるかの執事ではないかと思う。
「え!?まさか、春希様がこのようなところにいるはずありませんわ!」
はるかは、窓から身を投げ出そて、叫んでいた。
「いいですか!絶対にそいつに近寄ってはなりませんよ!…ご迷惑おかけいたしました」
そう言って、執事さんは白リムジンで、グラウンドを去った。
「えっとー…」
はるかは、気まずそうな顔をしていた。俺もクラスのみんなも、ざわざわしていた。
「中島さんのお宅はー…」
と先生が言った時、はるかは口を開いた。
「私の家は、父が中島コーポレーションの社長で佐能コーポレーションとは、ライバルみたいなものらしいのよ、それで、フランスのS高に入学してたんだけど、あっちでの用が済んだらしくて、急に日本に戻ることになったの。A高に入る前、執事にしつこく言われていたの、この辺りに佐能家がある、と聞いて、警戒していたんだけど、まさか…。A高に居るとは思わなかったわ。佐能様」
とは、はるかは言うが、みんな状況が飲み込めないという様子。
「まずい事になったな、俺の家とはるかの家がまた、戦争するかもしれんな」
と、俺も言う。すると突然、俺とはるかの家の方から、『ドーン』と爆発音が、聞こえた。まさか、と俺らは目を見合わせた。と同時に、走りだした。
桜並木の坂を下り、すぐそばの小道を抜けると見えてくる2つの家。洋風のお屋敷と、和風のお屋敷が、並んでいた。そこにひどく煙が立っていた。
「何やってるんだ!お前ら!」
「何してるのよ!やめなさいよ!」
二人で言っても全く聞かない。この執事たち、ヘタしたら、この町まで潰してしまうかもしれない、そう思った俺らは、最終手段を取った。
「俺ら!付き合ってるんだ!」
「私達!今付き合ってるんです!」
もっともっとドキドキ出来る作品を、作りたいですに!