10階到着!!
時間の流れが早いです
初戦闘から半年後
タロウはやっとこ、迷宮10階¨試練の間¨のラスボス¨巨大スケルトン¨の前に来ていた。10階到達は、 だいたい早い人で2ヶ月から3ヶ月で、一般より少し遅いペースだ。
タロウはこの半年を振り返る。
最初にゾンビと戦ってからと言うもの、暫くは明けても暮れてもゾンビだった。 まるでバ○オハザードだ(うげ~)
ゾンビが終わると、今度はスケルトンだった。骨、骨、骨_(._.)_
スケルトンも、ヒールを連発で倒し、最後は、ゴースト。これは、聖水を振りかけるだけで倒せた。
なんだかかんだ、10階のラスボスである。
「それにしてもデカい!」
高さにして10m位だろうか?
部屋の奥には、¨階層の祭壇¨ が見える。この祭壇は各階の下り階段の部屋にあり、スキルの伝授や報奨アイテムを貰える祭壇である。
「さてどうしたものか…」
巨大スケルトンは、大きいだけで動きは鈍い。しかしながら、巨大なためヒールでは拉致があかない。
まだ相手はこちら気づいていないようだ。
「……」
タロウの保有スキルには、攻撃魔法らしい物はない。どちらかと言うと、回復・ステータス異常回復が概ねだ。
考え始めて数分後
タロウは杖に神力を込めると、試しに地面をなぞる。すると光りの軌跡が落書きとなって現れた。
「よし!これで行こう!」
タロウはゆっくりと、ボスを中心に円を書くように周り始めた。
ゆっくり…
ゆっくり…
ゆっくり…
気づかれないように。
タロウは基本ビビりである_(._.)_
円を書き終えると、聖印と浄化のルーンを描く。
タロウは聖詩を唱える。
全ての火たちよ~主を讃えよ。
全ての水たちよ、主を讃えよ。
全ての土たちよ、主を讃えよ。
全ての風たちよ、主を讃えよ。
※以下繰り返し
詩の詠唱と共に、地面に描かれた円が青白く光りだす。
ある程度経つと、さすがに巨大スケルトンも異変に気づき始めた。タロウに向かって来る。
ドスン…
ドスン…
ドスン…
「う、うわ!やべー」
巨大な手がタロウに迫る。
ドン!
スケルトンの攻撃は、見えざる壁に阻まれてタロウに当たる事はなかった。
「ふう~死ぬかと思った!」
どうやら聖別により、結界内にボスを閉じ込められたようだ。
ドン!ドン!ドン!
なおもスケルトンは叩き続ける。
すると壁にひびが…
とっさにタロウは、詩の詠唱を再開する。すると壁のひびが消えていった。
「うーん…気が遠くなるけど、ボスが消滅するまで唱えねば…」
それから1時間詠唱して、ようやくボスは消滅し、精魂つきたタロウであった。
戦闘シーンもとい駄文です