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前世と私 続  作者:
7/15

閑話 初戦闘から数日後

今タロウは、新緑寮の自分の部屋にいた。



初戦闘から数日、一週間に一度のお休みの日である。


迷宮内の戦闘は、相変わらずヒールの連発で事足りていた。 しかし、これからの事を考えると、ヒールだけでは如何なものかと思い、保有スキル¨聖別技術¨を試してみようと思ったのだった。


早速、神様から貰った本を開きスキルの詳細を見る。



聖別技術とは?


物に聖なる波動を込める技術。


例えば、武器や防具に使えば聖属性が付加される。


また場所に使えば、対アンデェット系防御結界や対毒結界効果がある。


聖別の仕方としては、物や場所に聖印とルーンをを印して神力を込める。


と書いてあった。


「結構、応用がある技術だな~ 試しに何かやってみよう!!」


早速、アイテムカバンから聖別に必要な道具類と銀製のゴブレットを取り出した。


ゴブレットは迷宮2階層の宝箱から出たもで、¨旅人の杯¨と言うものらしく、傾けると水が湧いてくる杯である。


まずは、聖印を描く為の絵の具をつくる。乳鉢に孔雀石を入れて粉にし、そこへ(にかわ)を入れて混ぜれば、緑色の岩絵の具の出来上がり。


あとはゴブレットに、筆で聖印と神力の作用を示すルーンを描く。


それを聖詩を繰り返し唱えながら、神力を込めれば出来上がりである。繰り返し繰り返し唱える事に、絵の具で書いた聖印とルーンが光りだす。しばらく光っていたかと思うと、絵の具で書いた所が溝になり、彫り上げた様になって出来上がった。


刻んだルーンは浄化である。さっそく出来上がった杯を、傾けると、青白く光る聖水が溢れだす。名付けて¨聖水の杯¨。


「よし、上手く出来たみたいだ。」


これで、対アンデェット系の秘密兵器が完全したとほくそ笑むタロウだった。


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