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前世と私 続  作者:
6/15

戦闘開始(改)

迷宮1階


地上からの階段を降りると、約20畳ほどの石壁造りの小部屋についた。 迷宮には所々に光鉱石でできた照明があり、明るい。



小部屋から出て、幅2m位の通路を進む。しばらく進むと曲がり角になっているようだ。


曲がり角の先から足音が聞こえてくる。

ヒタヒタヒタ …

ヒタヒタヒタ…

ヒタヒタヒタヒタ…

段々と大きくなる。


「いよいよ魔物か!?」


タロウは内心ビビりながらも、歩を止め相手が近づいてくるのを待つ。 曲がり角を過ぎて接触なんてまっぴらだからだ。


杖を握りしめ、指先に神力をかき集める。


ヒタヒタ…

ヒタ…


足音が鳴り止む。

どうやら向こうも曲がり角を過ぎて、こちらに気がついたようだ。



そこには、ボロボロの服に、枯れた手足。見るからにゾンビがいた。バ○オハザード、ドラ○エの腐った死体だ・・


「うぷ・・・吐きそう…」


タロウは一瞬顔を背けた。


ゾンビは好機と捕らえたのか、奇声を発しながら手を触手のように伸ばし、襲いかかってくる。_(._.)__(._.)_



「うわ!ヒ、ヒール~」


青白い光が手のひらから放たれる。


「やべー、どうしょう…」


回復魔法を敵に使っちまった…


「グアアア~」


ゾンビは慌てて、触手を引っ込める。どうやらヒールに当たった部分が、崩れ落ちている。


「おや? 効いてる?」


タロウはさらに、ゾンビに向けてヒールを放つ。



「グアアア~」


ゾンビの右半分に当たり、当たった所から乾いた紙粘土のようになって崩れ落ちた。



「やっぱり効いてる~♪」


どうやらアンデェット系モンスターには、ヒールは効くようだ。


半身になって身動きの取れないゾンビにトドメのヒールをして、タロウの初戦闘は幕を下ろしたのであった。

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