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前世と私 続  作者:
2/15

転移 (改)

大幅に加筆修正しています。申し訳ありません。



修正後


タロウは異世界間を自由に移動できるようになりました

扉の夢をみて数日たった。夢をみる度に細部が明らかになってくる。 部屋の調度品や人々の話声など。

そして扉の役割・・・・

それは異世界への扉


夢は、迫り来る文明の滅びから人々が、異世界へ逃げて行くところだった。



タロウは此処まで来ると、夢の真偽を確かめてみたくなった。


「よし、試してみよう!」


タロウは石板の前に立ち、手を翳して呪文を唱える。


「○×△◆□~」


どこの言葉とも解らないが、夢の中と同じよう唱える。


シーン…


シーン…


シーン…


「やっぱり何も起きない・・」


やはり空想だったのだろうか?


それから何回かやってみたが、やはり何も起きない・・


「アホらしい。 昼寝でもしよ~」


タロウはベッドによこになるのだった。



数時間後・・・・


目が覚めると?辺り一面、花畑だった。色とりどりの花咲き、辺りには甘い香りがする


「夢の中で夢でも見ているのかな~でも、匂いまであるって」


戸惑いながら辺りを見回すと、木陰の側にベンチがある。


「よし、とりあえずあそこに座るか。」


30分くらい歩いてようやくついた。


「よっこらしょ。ふぅ~のど渇いたな~」


ベンチに座って呟く。


「はいどうぞ~」


「どうも~」


タロウは横から出された飲みものを受け取る。


「くはぁ~うめえ」


タロウはゴクゴクとのどを潤した。


「お代わりいります?」


「じゃあ、もうちょっとって♪あなたどちら様ですか?」


そこにはイケメンがいた。


「私ですか?そうデスネ。色んな呼び名がありますが、分かり易く言うと、神様デスヨ。」


「はあ・・神様ですか・・夢でもって会えるなんて、スゴいな」


「夢じゃないヨ」


神様と言う男が、タロウの頬を抓る。


「イテテテ・・・」


「ね、夢じゃないデショ?」


「じゃあ俺、死んだんですか?ここは天国?」


「半分あたりカナ~君は死んではいナイヨ♪ここは狭間ダヨ」



「狭間って?」


「世界と世界の狭間ダヨ」


「なぜ狭間に俺いるんでしょう?」


「君が自分で来たんダヨ(笑)転送門を開いて」


「転送門って、あの扉の事ですか?」


「そうダヨ(笑)あの石板ダヨ」


「あれ、何にも起きませんでしたよ?」


「たぶん古かったから、動くまで誤差あったんじゃないのカナ(笑)」



「そ~なんうですか・・・ ちなみに元の世界に帰れますか?」


「う~ん帰れるけど、魂だけダヨ(笑)」


「魂だけですか?」



「カンタンに言うと、山田タロウは死んで、別人として生まれ変わるんダヨ(笑)」



「どうして、来るときは肉体ごとこれて…帰る時は、魂だけなんですか?」



「そうダネ。それには世界の成り立ちについて話さないといけナイナ。」


「ぜひ、聞かせて下さい」


「じゅあ話はじめよう~」


以下神様の話(概略)


タロウのいた世界は、何度も世界の創造が為されている。創造と言っても、地形から生物の生態系。はたまた、文明の転換などなど。(マヤの暦やインディアンの神話には、なんども世界が滅び、今があるとかないとか)


また世界が創造を繰り返すのは、神様の世代交代による為らしい。


あとは、神様ごとに活動方針が違うとの事。(タロウのいた文明は科学が発達していたが、過去には魔法の発達した文明があった)


タロウと神様の会話戻り



「ここまでは、解ったカナ?」



「おおよそ解りましたが、なぜ帰りは魂だけに?」



「カンタンに言うと、君の魂は私が創ったもので。君の身体は今の神様が創ったんだよ」



「それなら、俺の存在はオカシイはずじゃ?」



「それは魂は不滅で、神は新たに魂を創造するけど、今まであった魂を用いて生命を創造もする。君のように」



「つまり、自分は後者にあたる存在で、元の世界に帰ると、別人として再創造されるって事ですか?」



「ビンゴ!(笑)その通りダヨ♪」



「なんとか帰れないですか?」



「う~ん、方法が無いわけでもないヨ」


「それは?」


「神の試練をクリアーする。もう一つは、世界に対する大きな貢献をする。そうすれば神様協定で、異世界間通行を許可デキルヨ!」


「では、神の試練とは?」


「異世界ミノスには、幾つか僕の造った迷宮があるんだ。それを全てクリアーすればイイヨ!」


「じゃあ、大きな貢献とは?」


「これは、世界規模の戦や飢饉・疫病を食い止めるとかカナ。要は世界規模の人命救助ダヨ~」


タロウはしばらく悩んだ。


「う~ん、どれも途方も無いなあ」


「ちなみに前世の功績も有効ダヨ~」



「前世ですか?そう言えば、転移門を開いて沢山の人を助けたみたいなんですが…」



「ふ~む、どれどれ…」


神様はおもむろにファイルを取り出した。ペラペラと捲っている。



「え~と、キミは沢山の人を救っているね。それも現ミノスの人々の先祖8割以上だ。結論はキミは特例で異世界間の通行を許可できるヨ♪」



「やった~!じゃあ帰れるんですね?」


「もちろん帰れるヨ。オマケに好きな時に、異世界にも行けるヨ♪」



「おお~!すげー」


「まあ、異世界間許可なんて初めてだけどネ」


「ありがとうございます」



「あとは、通行許可の特典として、君が前世で得ていた力を行使デキルヨ♪」



「どんな力ですか?」



「そうだねぇ~。説明も飽きたから、しおりにして渡しておくから後で読んで。」


神様からチョカーが渡される。(革紐に銀製の魚がついている。)



「手に触れて願うとガイドブックが出るから、それ読んで。」



それからタロウは改めてお礼を言って、転移門を開いて帰って行ったのだった。


今後の話も加筆修正します。全く別の話です。すみません

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