旅立ち 再
とにかく、駄文です・・・ よんでくださる奇特なかた。ありがとございます。
タロウがカシスの元で修業を始めて2年。(リアル1カ月)
この2年間でタロウは、薬草から応急手当。または、ミノスでの風習や常識などなどを教わっていた。
薬に関して言えば、初級薬師の資格がとれた。(ちなみに薬師は、初級から上級まであり、初級は民間薬局。中級は、貴族御用達。上級ともなれば王室お抱えレベルである。)
「ふう、ちょっとの好奇心から大分のめりこんでしまったなあ。スキルも取れたこどだし、そろそろまた旅にでてみるか。一応、カシスさんには挨拶していかねば・・」
タロウの場合は、どこぞのテンプレ異世界ものとは違い、いつでもリアル世界に帰れるため、基本旅行気分である。
薬房で、いつものように作業を終えタロウはカシスさんに、旅に出る旨を伝える。
「そろそろ、旅にでようかと。いろいろと、お世話内なりました。(ぺこり)」
「いやいや、こちらこそ助かったのう。聖水や薬草の礼じゃ。問題ない」
「いやあ、それでも初級薬師の資格までとれたので。本当にありがとうございます。」
「いやいや、おぬしの覚えがよかったのじゃろう。しておぬし、次に行くあてはあてはあるのかのう?」
「そうれなんですが、まだ迷宮もF迷宮しかいったことがないので、次のランクの迷宮でもいってみたいかと。」
「ふむ、次のランクとな。E迷宮となればここより、北西の砂漠の街。アブベルじゃ」
「アブベルってどんな街なんですか?」
「そうじゃのう、アブベルは砂とアビヌの民の街じゃ。」
「アビヌの民ってなんですか?」
「ふむ、アビヌの民とはわれ等の先祖がこちらの世界にわたってきたときに、一緒に来た種族じゃ。たしか、クレタ島の南の大陸が起源と言われている犬耳人じゃよ。」
「犬耳人!! 犬耳の亜人ですか?」
「そうじや、犬耳がついておる。背丈は、平均が160cm程度だが身体能力が高く、おもに戦士が多いかのう。」
「へえ、リアルもふもふだあ ・・・」
(タロウはかなりにニヤケている)
「リアルもふもふとやらは、わからんが(汗)、えらい嬉しそうじゃのう。ちなみに、アビヌの民は少し、閉鎖的なところがあってのう。街に入るには紹介状が必要じゃ。」
「紹介状ですか、、どうしよう・・・」
「なに、心配はいらん。おぬしは初級薬師だから、薬師の証をみせればよい。」
「なるほど、であ重ね重ねありがとございました。それでは、失礼します。」
「いやいあ、たまには、こちらにも顔だすのじゃぞ。達者でな」
「はい^^ カシスさんもお元気で。 」
こうして、タロウのミノリスでの薬師修業は終わり。一路、E迷宮のあるアブベルへと旅立っていくのであった。