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この先の道標

作者: Soraきた

キミの進むべき道は

わたしの知らないところにあっても

悲しんだりはしない


今までの思い出と

これからの思い出

どちらが重いかなんて

聞かなくても分かること


もう会えないと決めつけるから

いまを大事にしたいと願うばかり

だけど、それだけじゃないよね

ふたりが示した道

あるときまでは続いていたのだから


「ひとつだけ、お願いしたいことがあるの」

キミに伝えようと思って

結局、伝えることはできなかった


それでも

わたしは悲しんだりしない

キミの知っている笑顔をこれから続けてゆくのは

つらいときもあるけれど

それでも

キミの進むべき道を

わたしは見つめているから


もしかして

あなたが

わたしを思い出すときには

立ち止まらないで

笑顔でいてほしい

いまは、それがいちばんの

わたしの願い事




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