表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/35

トレント討伐報告

お待たせしました。色々落ち着いたのでまた頑張っていきます!

ベッドの上に突っ伏する。あれから一時間ほどヘルミネに可愛がられた。トレント討伐と合わせてどっと疲れた…

まだ日は高いがそろそろ西日になってくる頃だ。あまり遅くなってしまうとエルさんやギルドの職員の人たちを心配させてしまいそうだし本格的に休むのは報告が終わってからにしよう。


頑張って起き上がる。……元に戻ってるのにまだ頭の上がむずむずしている感じがする。何も付いてないので余韻?のようなモノだが…

僕が立ち上がったのを見てヘルミネが反応した


「行くのか?」


「あぁ、報告してくる」


「そうか。報告が終わったらいよいよ赤級冒険者か、おめでとう」


「おう。ありがとう。じゃあ行ってくる」


ヘルミネと部屋の前で別れ、1階に向かう。階段から降りてきた僕に気付いたミルが軽く手を振っているのが見えたので僕も手を少し上げて答え、外に出た。



昼食を食べていなかったので適当に屋台で買って食べながらギルドに向かう。良い報告と腹を満たしながらの道のりだったのでいつもよりギルドが近く感じられた。


ギルドに入り受付に向かう。僕の姿を見たエルさんが微笑みながら迎えてくれた。


「無事で安心しました。その様子だと問題なく倒すことができたみたいですね」


無事っちゃあ無事だけど…


「…はい。なんとか無事に」


「少し含みがあるのが引っかかりますが…今は無事に帰ってきたことを喜んでおきます。…でも本当に気を付けてくださいね?」


枝による攻撃を受けたのも気が緩んだからなので素直に反省し、深く頷く。エルさんには結局心配をかけさせてしまった。


「では焼却の魔道具の回収と魔石の買い取りで依頼の達成を確認します」


ポーチから焼却の魔道具とトレントの魔石を取り出しエルさんに渡す。


「はい。一応どちらも本物かどうかを確認しますので少し待っていてください」


「わかりました」


快く返事をする。返事を確認したエルさんは受付の奥に入って行った。しばらくしてエルさんが受付の奥から出てきた。


「確認ができました。やりましたね、フウガさん!これで赤級冒険者に昇格です。冒険者証の更新をしますので冒険者証をお預かりします」


あらかじめポーチから出しておいた冒険者証を渡した。エルさんは冒険者証を持って受付の奥に再び入って行った。

また少しするとエルさんが赤色の冒険者証を持って出てきた。


「更新が終わりました。今までと同様、無くさないようにしてくださいね」


白から赤に変わった冒険者証を受け取った!これで正式に赤級冒険者になることができた!これで受けられる依頼が増えた。だが赤級冒険者になっても焼却場のゴミは燃やしに行こうと思う。


「次に魔石の買い取りと追加報酬です。トレントの魔石一個45000イムとスライムの魔石15個で12000イム、合わせて57000イムです。更にこれは常時依頼ではないので達成報酬15000イムです」


合わせて72000イムを受け取る。一週間以上何もしなくても問題ないほどのお金が手に入った。すごい。

ただこんなに金を持ち歩く必要も無いのでギルドに預けることにする。銀行があるわけでは無いので、これまでの依頼で得た報酬はギルドに預けてある。

これでだいたい貯金は30万弱になった。赤級冒険者になって、貯金も大幅に増えたのでほくほくだ。


「これで諸々終わりです。今日は本当にお疲れ様でした!」


「ありがとうございます!」


笑顔でお礼を言う。…完全に緊張の糸が切れ疲れがぶり返してきた。報告が終わったので部屋に戻って休もう。そう思いギルドを後にした。



今度は買い食いなどもせず一直線に黒猫の宿屋の自室に戻ってきた。そのままベッドにダイブしたいのを堪えてシャワールームへ駆け込みしシャワーを浴びた。

その後疲労で重い頭をなんとか働かせつつ全てを終わらせベッドにダイブして意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ