表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終わりの世界を旅する者  作者: のじのじ。
3/3

微かな希望

適当に朝飯は食った。


「とりあえず今後の予定とかそこであったことはノートに記していこう。まずは食料調達だな。こんな状況では誰も文句は言うまい、貰っちゃおう。そしてジローは一緒に連れていこう。心の拠り所だ。そしてあぁして、こうして…………」


俺は適当に今後の予定を書いていった。


そして大きめのカバンを用意してその中に少しの食料と念の為の着替えを入れた。


そしてジローを連れて自転車に乗った。




「なぁジロー、俺らの他に生き物なんているのかな?なんかこの先ずっと二人っきりな気がしてさ」


ジローは元気に「ワンっ」と俺を励ますように吠えた。


俺がまず向かったのは地域のまあまあ大きなスーパーだ。ここで食料調達をするつもりだ。


「やっぱりここにも人の姿はないな。」


俺は誰もいなくて少し不気味な店内で急ぎ気味にお菓子やお菓子や菓子パンをさっとカバンにつめる。


「よし。必要なものはだいたい揃ったかなー。次はどこ行こう…」


少し悩んで俺は通ってる高校に行ってみることにした。少しの希望を胸に……


俺の通ってる高校は普通の高校でみんながワイワイ賑やかでいつも騒がしい(良い意味で…)学校だ。

学校に着いた。すると校門の門が少し空いていることに気づいた。


「あれ、おかしいな?ちゃんと閉まってるはずなのに…」


一瞬ドキッとした。だれかいるんじゃないか!?


恐る恐る校舎の中に入ってみる。

いつもは登校すると各々から騒がしい声が聞こえて憂鬱な気持ちになってたけど今は当たり前だけど静かだ。

やはり誰もいない静かな学校は不気味だ。

俺は「もしかしたら人がいるんじゃないか!?」と思い教室を回る。

1階の3年生のフロアを歩いているとふと電気がついた教室が目に入った。


「まさか!?」


俺はその教室まで走った。


「ガラガラガラ」


ドアを開けると確かに電気はついている。だが誰もいない。


「くそっ」


文句を垂らしながら何気なく黒板を見るとそこには


”これを見てるということはあなたももしかしたら私と同じ状況かな?誰もいない、って。私はこの状況になってから恐らく1週間程経っています。1週間ここで待って誰も来なかったので私は隣町に行くことにしました。出会えることを願って。

By 未夢 9/6 ”


「遅かったか。とりあえず他の人がいるのを確認出来ただけよかった。

日付は3日前か。ということはこの状況は少なくとも1週間以上あるのか。よし、まだ間に合う。俺も隣町に行こう。

そうだ、返事を一応書いておくか。」


”僕も同じ状況です。会うことができたら嬉しいです。

By勇人 9/9 ”


「よし、これでいいか」


俺は黒板にメッセージを書いてふと窓を見るともう日が暮れていた。


「とりあえず今日はここで1晩過ごそう。保健室ならベッドがあるかもしれないしそこに行こう。」


俺は教室の電気は着けっぱなしにして保健室に向かう。教室の外では大人しくジローが座っていた。

日も暮れたのでより一層不気味さを感じさせる校舎で俺は早歩き気味に向かう。

保健室に着くとまず鍵を閉めた。

念の為にね。

そしてベッドに横になる。


「あー疲れたー。」


俺は直ぐに寝てしまったのだろう。

翌日は気持ちよく起きることができた。


そして俺は隣町へ向かうことにした。

週1投稿になってしまった(※+Д+※)sorry…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ