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チートはいらないって言わなかったか?  作者: 関谷 じん
第1章 変態王子、変態王になる
2/20

ステータス 〜瑠璃様からのプレゼント〜

少し短めです。

どこからか声がする、俺はその声で目がさめる。でもその声はなんて言っているのかわからない。聞いたことのない言語だった。俺は少しずつ重たい眉を開ける。すると、近くで何かしていた、女性が俺が起きたことに気づき近くにやって来た。また、聞いたことのない言語で何か言い。次の瞬間、おもむろに服を脱ぎ始めた。そして無駄に大きい胸を出し、俺に近づけてくる。


くるなー!俺は貧乳派なんだー!


俺の心からの叫び声は無視され、目の前に乳首があった。


なんだこの状況?

あっ、思い出して来たぞ。確か死んでロリとイチャイチャして、それで転生したんだったな。

少し記憶が改ざんされている気がするが気のせいだよな。

うんじゃ、いまは赤ちゃんになって授乳されているってこと?ってことはこの人が俺の母親?


俺は胸が無駄に大きい女性を見た。

髪は茶色で、少し抜けてそうな顔だがどこか母性が溢れている。メイド服を着ていた。前の世界のふりふりがいっぱいついたメイド服ではなく、動きやすそうな服装だった。俺にしたらふりふりがいっぱいのメイド服の方がしっくりするが、ふと考えて見ると、あんな動きにくそうな服を着たお手伝いさん、いねーだろ。とも思っていた。胸が無駄に大きい女性は元の世界の中世ヨーロッパで着られていたようなメイド服だった。そしてなにより特筆することは、耳だった。人間のような耳はなく。頭に牛のようなツノが生えていた。


牛のような女性からの出る、ミルク。

いやだ。いやらしいわ。


エロいと思ったが、どうやらそういう気持ちにはならないようだ。元の世界ではずっと生で見たいと思っていた胸が目の前にあるのに何も思わない。


これは、赤ん坊に戻った副作用かな。

興奮しないなんて、俺らしくないな。


そんなこんな、考えていると、胸が無駄に大きい女性は首を傾げて、一言何か言うと、胸を遠ざけようとした。俺は慌てて手を動かし、胸を掴み、自分の口の前まで持っていき、乳首にむしゃぶりついた。胸が無駄に大きい女性は少しいやらしい声を上げたが、また、何か一言言うと、俺を持ち上げた。ミルクは美味しくないと聞いていたが、胸が無駄に大きい女性のミルクは非常に美味だった。甘かった。ただただ。甘かった。それ以外の言葉では表現できない味だった。


―――――――――――――――――――――――


意識が芽生えた日の夜、部屋には誰もいなくなってから俺は色々と試すことにした。とはいえ、赤ん坊の俺に試せることなんて限られている。でも、どうしてもやりたいことがあった。それはズバリ、ステータスだ!異世界もののテンプレだ。ステータスがこの世界にあるかはわからないが試す価値はあると思う。

俺は心の中で、ステータスオープンというが何も起こらない。これじゃないのかと思い、次に鑑定。と言うと、情報が頭の中に飛び込んできた。


・レベル:1

・名前:フラムスティード・ポラリオン 0歳

・種族:人間 男

・地位:ポラリオン王国第一王子

・称号:変態、王子


・HP:100/100

・MP:100/100

・SP:10

・AP:5

・DP:5

・LP:1


・スキル

[鑑定LV1]


・スキルポイント:5


PS:流石に何もなしはかわいそうだから、鑑定はあげる。次にステータス表示したらこれは消えるから。


あかん、死にそう。笑い死にしそう。

称号が変態、王子って、変態王子じゃん。なに?笑わない猫でもいるの?

これって、多分たまたまだよな?いや、瑠璃たんの嫌がらせの可能性もあるな。


俺は一通り笑った後、PSを見た。


鑑定くれる前にあの称号どうにかしてよ、たしかに鑑定は必要だけど、あの称号はないでしょう。

てか、称号って人に見られるのかな?第一王子が変態王子の国ってやばくない?隠蔽とかできるのかな?


自分が第一王子であることにびっくりしつつも、どうせ俺のことだから、あるかないか分からないぐらいの小さな国なんだろうなと思い。自分を落ち着かせた。


そして、ステータスで唯一分からないのが、AP、DP、LPだ。

HPはヒットポイントでしょ。MPはマジックポイントでしょ。SPはスタミナポイント?

でも、AP、DP、LPはなんだろう?

多分全部Pはポイントだよね?

A、D、L。

あっ、わかった。Aはアタック。Dはディフェンス。Lはラッキー。かな?少し考えたらわかるね。

それで、そのポイントの値は……。比較の対象がいないとはっきりとは分からないけど、多分強くないな。

あー、チートなしかー。自分で言ったけどやっぱり俺tueeeしたかったなー。ぐすん。

スキルポイントってあるけど5って多分少ないよね。

普通はこういうのは最低でも100は必要なことが多いよね。

まあ、一応確認しておくか。

って、どうやるんだろう?


俺は頭の中でスキルポイント、鑑定といってみた。


[取得できるスキル:剣術、拳術、槍術、斧術、盾術、弓術、刀術、全武器術、火属性魔法、水属性魔法、木属性魔法、土属性魔法、闇属性魔法、光属性魔法、空間魔法、力魔法、全属性魔法、物理耐性、火属性耐性、水属性耐性、草属性耐性、土属性耐性、闇属性耐性、光属性耐性、力耐性、毒属性耐性、麻痺属性耐性、気絶耐性、石化耐性、睡眠耐性、全属性耐性、気配感知、魔力感知、気配隠蔽、魔力隠蔽、HP自動回復、MP回復速度、MP消費緩和、SP回復速度、SP消費緩和……]


ちょ、まっ。待って、待って!ストップ、ストップ!


頭の中に大量の情報が入ってきて、頭が痛くなり。俺は慌てて鑑定中断した。


えっ、今のって取得できるスキルだよね?

たった5ポイントで?てか、何気に全属性魔法とか全攻撃術とかあるし。それって、全部使えるってことだよね?まじで?チートじゃね?これも、瑠璃たんからのプレゼント?

もー、ツンデレさんなんだから。そんなに俺のことが心配だったのならもっと罵ってくれても良かったのに。てか、一緒に来てくれたらよかったのにー。

まあ、ツンデレだから仕方ないか。瑠璃たんからの愛、受け取ったよ♡

次、ヒロイン(ロリ声)が登場します。

あっ、瑠璃たんじゃないですよ。


3月10日

主人公の名前を変えました。

ステータス欄に性別、年齢加えました。

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