叫べない大人
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
また風邪を引いたかも知れません( ˙-˙ )
突発的に来る風邪の症状と言うのは、型が決まってない。鼻から来ることもあれば、喉から来ることも。そして悪寒から始まる事もある。今日は悪寒から来るものだった。
皮膚表面が肌寒い。けれども心臓部はたぎる様に暑い。よく熱した鉄塊をそのまま飲み込んだ様に。そうして節々がチクチクと突き刺す様に軋むのだ。体が……怠い。
今、私は真っ直ぐ歩けているのだろうか? 千鳥足になって、その場で倒れはしないだろうか? そう考えた途端、背筋に冷たいものが走った。それは後に起こる面倒臭さから来るもの。
ホームに転落しないだろうか? 車内で倒れたりしないだろうか? 電車の遅延の賠償金は幾らであったか。そう思うと、是が非でも自力で帰らなくてはならない。
果たして私は無事に家路に着いたのだろうか? 答えは『はい』である。目眩が起こる度に、目を見開いて、何でもない顔で歩みを続けた。何時も何でもない顔で生きている故に、これぐらい造作もない。
「……えり」
玄関を開けると、膝から崩れ落ちる。そしてそのまま蹲る。彼の声が遠くから聞こえて来るが、今は録に返事をする事も出来ない。ただ前身のチクチクとした痛みが、打撲した様な痛みに変わる。もう、一歩も動けなかった。
気が付くとベッドの上に寝かされていた。昨夜寝る時に目にした天井の染みの数が、変わっていない。そうして真横には羽毛に手を寄せる彼の姿があった
「朝方、もう少ししっかり君を止めれば良かった」
「止めても行ったと思うよ」
連絡、面倒臭いもん。何が嫌かって電話が嫌なのだ。着信音を待つ事も、前に居ない相手に話をするのも、仮病を使われていると思われるのも全部。
まぁでも大分良くなった。ゲームのスタミナ消費に走ろう。そう思ってスマホに手を伸ばすと、その手丸ごと握られた。どうやら思惑は読まれた様で。
「何で分かるの? 騙せない人間なんて居なかったのに」
どんなに具体が悪くとも、何時もなに食わぬ顔で全てを終わらせてから帰った。立っていられれば問題ない。座って居られたら作業は出来る。そう体に覚え込ませた故に、余程の事が無い限り、誰かに心配された事などない。
「分かるよ。何年一緒に居ると思ってるの」
「親でも体調不良見抜け無かったから、聞いただけ」
まぁ、でも、今日は彼の言う通りにしよう。私は黙って目を閉ざす。まだ気怠い体を労る様に。
風邪の症状って独特ですよね。
此処でしか書けないものもあるので、記して置こうと思います。
まぁ、考察でも。
あんまりこの子、親から心配されてなさそうなんですよ。
それは彼女自身が相手を騙し続けて来たから。
「我慢して偉いねー」と言われるのを待っていたから。
今の感想。すっげぇ寒いです。雪降るのでは?
そうなると、きっと本当に辛い時でも我慢してしまうのでは無いかと。
こんな風に助けてくれる、見てくれる人だけでは、残念ながら世の中ありません。
辛かったら、辛いと言いましょう。
「すっげぇ寒いです。雪降るのでは」
とぶっ込んだ私の如く。




