~ 愛なんてない時代に生まれた ~ 歌詞
【 愛なんてない時代に生まれた 】
愛なんてない時代に生まれた
僕らは排他的なニンゲンだ。
忘れ去られた過去の英雄 どかにもいないなぁ眠り姫
可笑しいな 僕だけの物語はいつ始まるの?
遅刻しそうなタイミングで 街で出会う彼女
朝日が差し込む窓辺 微睡む先には 素っ気なく微笑む義妹
始まりを告げるプロローグが訪れない。
嗚呼、また平凡な一日が始まってしまった。
憧れていたあの夏の青春 汗だくでも爽やかな笑顔
振りまくリアル充実したオーラ
「薄情だ」「残酷だ」 そんな現実……
薄暗い部屋で光る画面の向こう側だけだ。
不思議な力 魔法とか超能力……とか二次元の美少女
いや、それは違うだろ ん?待てよ 不可思議な力は、あるな!
理想の行動と言動を狙いすましたようにしてくれる不動の力だ!
……うん。冷静になろうオレ……
愛なんてない時代に生まれた
僕らは排他的なニンゲンだ。
どうやら、オレは主人公にはなれないらしい。
オレが活躍する場所は
薄暗い部屋で光る34㎝×19㎝の画面の中だけだ。
忘れ去られた過去の英雄 どこにもいないなぁ眠り姫
可笑しいな 僕だけの物語はいつ始まるの?
遅刻だから引き返したタイミングで 街で出くわした学級委員長
夕日が差し込む窓辺 微睡む先には素っ気なく微笑む幼馴染
物語のプロローグが始まらない。
嗚呼、なんて平凡な一日が終わってしまったんだ。
愛なんてない時代に生まれた
僕らは排他的なニンゲンだ。
薄暗い部屋で光る34㎝×19㎝の画面の中が、オレの全てだ。