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アスペ原理

アスペと自閉傾向の違いは一点に集中するか否か。こだわりの強さである。私は自閉傾向はあるが、一点に集中するほどの集中力は持ち合わせていないし、主義思想へのこだわりが強いわけではない。好みにこだわることは真剣な作業ではないから認められているが、主義主張への絶対的なこだわりとは相容れない。


アスペ原理は主義主張への絶対的こだわりである。自閉原理は単純に理論を強化しているだけに他ならない。


私はプラグマティズムなので利益と快楽に繋がらないことには全く思想的興味は持たない。


社会的な性質にこだわるのと思想的性質のこだわりの違いである。


アスペ原理は思想へのこだわりで、言論空間の中での思想的正解を求める。


その思想により社会的利益がどの程度算出されるのかという予測が圧倒的に欠けており、言語が物事を規定するかのような期待を抱く。


だからこそ現実空間を現場と見做して、見渡すことのできる周辺視野に強い人間からは嘘であることを見抜かれるし、議論の社会的価値がないことにこだわっている姿が敬遠される。


その議論から結論が導かれないのがアスペ原理であり、結論が導かれたとしても、社会的利益には全く関与しない論破のための論破しか存在していない。


何をどうするかという呼び掛けが欠如して一般化と普遍化の可能な事柄を自らの思想空間がその発想を誕生させたかのような知的財産権の主張まで始める。


元々に一般的に浸透されていながらも言語化されていなかっただけの問題を言語化しただけでその考え方や発想が自分の知的財産かのように主張するのがアスペ原理である。


アスペ原理に対抗する手段は未だ楽観的な手法の中では存在しないために擬似的にこちらがアスペ原理を踏襲することでその原理の破壊を目指すしかない状況である。少なくとも相手と全く同一の思考様態にてズラすことなく相手への問い掛けを続けると議論のための議論という結論欠如性と議論をすることが目的化している何らかの内的心理を見て取ることができる。


これがアスペ原理である。自閉症と呼ばれてはいるものの他人との会話を議論で代替し延々と遅延行為を繰り返すのがアスペ原理である。


ただ単に自閉傾向(他人から遠ざかる原理)が強いだけならこうはならない。


話すべきことを話し終えたら議論が終了するという生活上のルールすら把握していないのがアスペであり、アスペに対抗するためには彼らのやり方をそっくり模倣してぶつけてみることである。アスペにある程度それをぶつけると慌てふためいて、多少混乱する姿が見て取れるがすぐにでも話を逸らして議論や会話を延々と遅延する活動へと舞い戻るのは他者の時間占有に対する罪悪感の低さであり、自己存在の掛ける多少の迷惑性を度外視した思想存在と言わざるを得ない。


生活上のルールといういわば裏ルールへの感覚性の低さであり、罪悪感が欠如しているわけだからサイコパスの筆頭である。

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