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異世界失敗転生!? 元殺人鬼の青年は異世界で冒険者になるようです  作者: 平凡もやし
二章 二人組の盗賊、孤独な少女
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82話 『武器』

「重量が少ない、軽い武器っていっても色々ある。まずは試しに持ってみろ」


 俺は店員から一本の短剣を持たせてもらった。

 持って見て最初に感じるのはその軽さ。

 とにかく軽いので使いやすい。

 近接での戦闘ならまず間違いなく先手を取って敵に攻撃することができるだろう。


「……いいですね、これ。何というか手にフィットするっていうか……なんか口では説明しづらいんですけど」


「そうか? ならその武器があんたには合ってるのかもな……あんたに聞きたいんだが何で軽めの武器が欲しかったんだ? 見たところあんたその腰に持っているナイフ以外武器を持っていないようだが……?」


「あぁ、これはただ単に俺が他の武器を使えるだけの筋力がなくて……」


 店員から聞かれたことにそう答えた俺はさっそく手にフィットした武器、短剣(ダガー)を買うことに決める。


「お、さっそく買うのか?」


「はい、お願いします!」


 新しく買うことに決めた短剣(ダガー)の外見はどこにでもある何の変哲も無いナイフ。

 だが今まで使っていたナイフよりは確実に武器としてカテゴリされるである切れ味は備えられていた。


短剣(ダガー)一本で銀貨5枚だ」


(銀貨5枚? 思ってたより高いな……)


「ちょっと高いと思ったか? まぁこの短剣には耐久力強化の魔法が付与されているからな」


「あ、そうだったんですか」


 この世界に転生して一週間が経ち俺はそれなりにこの世界の常識について理解しつつあるので店員のその言葉で銀貨5枚という値段に納得した。

 この世界で魔法の力が付与されているもののほとんどが高価、魔法というのは奇跡の力。

 これが常識の一つだ。

 俺も魔法の便利さをこの一週間の間でかなり実感した。

 魔法があれば燃料なしに火が出せる。

 魔法があれば川に行かずとも水が手に入る。

 魔法があれば……ときりが無いほど魔法の便利さは挙げられる。

 そんな便利な力、奇跡の力が付与された武器なのだから通常のものよりは高いのは当然だ。


「銀貨5枚ですね。どうぞ」


「銀貨5枚たしかに受け取ったぜ。ほら、これはもうあんたのものだ」


 カウンターに置いた銀貨5枚を確認した店員は一度頷き短剣(ダガー)を丁寧に、ゆっくり鞘にしまい俺に手渡す。


「武器を選んでくれてありがとうございました!」


「あぁ。武器の修理や買い替え、困ったことがあったらまたぜひ武器屋【竜羽】に!」


 短剣ダガーをしまった鞘をズボンのポケットに入れて俺は武器屋【竜羽】を出た。

 武器とはただ殺傷能力があればそれでいい……なんて昔自分自身がいっていたことを思い出しながら俺は錆びたナイフーーもう使わないであろう武器ーーを手に取ってみる。


(武器のことをそんな風に考えてるからこんなにボロボロになるまで使っちゃうだよな……この考え方は良くない。さっさとこんな考え方捨てよう)


 元殺人鬼としてのいらない、危ない考え方は捨てるべきだと俺は改めて思う。

 だけどこの錆びたナイフは捨てずにとっておこう、アマスからもらったリュックの中に入れておこう。

 (なん)でかそう思った。




最後まで読んでいただきありがとうございます!ぜひブクマや評価、感想をくださると嬉しいです!

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