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異世界失敗転生!? 元殺人鬼の青年は異世界で冒険者になるようです  作者: 平凡もやし
二章 二人組の盗賊、孤独な少女
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1話 『冒険者の仕事』

 緊急依頼が達成されてから一週間後。

 モルスは冒険者の仕事にそこそこ慣れてきていた。

 今までは一日に一つの依頼しかこなせなかったモルスだが今でも一日に二つぐらいならば依頼をこなせるようになっていた。

 成長というのは素晴らしい。

 いやもしかしたらこれは成長ではなく慣れただけだろうか?


 ☆☆


「お待たせしました、ステーキとサラダ、パンでございます」


「! あ、はい! ありがとうございます、ガルシアさん!」


「それは注文してもらった私がいうべき台詞ですが……はい、どういたしまして。どうぞごゆっくり」


「はい! じゃあ、いただきます!」


 カウンター席に座った俺は目の前のカウンターに置かれた料理を食べ始める。

 注文したのは前にガルシアからサービスで無料で食べさせてもらったメニュー、ステーキ、サラダ、パン。合計で金額は銀貨3枚、銅貨1枚。

 もちろんちゃんと自分のお金で注文したものだ。

 緊急依頼を達成した後、俺は多くの依頼ーー6、7つ程度ーーを受けて報酬金額をそれなりに得ていたので前までとは違いお金もそれなりに持っていた。

 目標のスローライフにはまだまだ金は足りないが普通に暮らす分なら安心……というぐらいのお金をモルスが持っている理由(わけ)は依頼をこなしたからだけではない。

 一番の理由(わけ)は緊急依頼だ。

 緊急依頼を達成した次の日、俺は冒険者組合(ギルド)の客室に呼び出され色々質問責めにあった。

 質問の内容は緊急依頼の話で、

『なんで緊急依頼を受けたのか?』

『どうやってリーダーのマクシスを倒したのか?』

 とそのほかの色々なことを聞かれた俺は、

『緊急依頼を受けたらすごい実績がもらえると聞いたから』

『剣を適当に振ったら倒せた』

 と適当にそれらの質問に答えた。

 すると組合(ギルド)の人たちは顔色を変えて何かをコソコソと話し合い出し、話が終わったかと思うと突然、

『合格だ』と組合(ギルド)の人が口にした時は何を言っているのか意味がわからなかった俺だったが『ギルドカードを出して』といわれて渡し、返ってきたギルドカードに書かれている冒険者ランクを見てすぐにその言葉の意味はわかった。


『ランク昇格』だ。

 一定の実績を上げると冒険者ランクが上がる……というのは知っていたがこんなに早くランク昇格するとは思っていなかった俺はその時は心底驚いた。

 どうやら俺が上げた実績ーー新人冒険者が闇ギルド【魔石】のリーダーを倒したーーはかなりすごいものだったようで俺のランクは(カッパー)ランクから青銅(ブロンズ)をとばして(アイアン)ランクになった。

 そのことを酒場宿屋の荒くれ者の冒険者たちに教えた時はみんな驚いていた。

 なんでも(アイアン)ランク冒険者になるにはどんなに早くても半年という月日を費やすのが常識らしい。


「ランクって大事だな……。(カッパー)ランクから(アイアン)ランクになっただけで受けられる依頼の数が3倍ぐらい増えたし、報酬金額も2倍ぐらいに増えた……もぐもぐ、やっぱりガルシアさんの作るステーキ美味いな!」


 注文したステーキを食べながら俺はポケットから出したギルドカードを見た。

 今までは一つ依頼を達成したらもらえる報酬金額が銅貨5枚という感じの依頼しかなかったが今受けられる依頼のほとんどは報酬金額が銅貨10枚以上。

 多くの冒険者がランクを上げたいと思うのも納得だ。


「……そろそろ武器買わないとダメだな」


 唐突にそう思った俺は腰の後ろに下げた武器ベルトから武器ーー緊急依頼の時にレンタルしていた武器と同じものーーを取り外しカウンターに置く。

 さすがにこの武器ではこれからの依頼、仕事をこなすのは厳しいだろうと考えた俺は武器屋に行くことを昼食を食べながら決めた。

 ……武器屋の場所は知らないが。





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