18話 『記憶水晶』
「よし、あったぞ」
「? ゴーグさん、なんですかそれ?」
ゴーグは倒したリトルゴブリンに近付くと何かを拾った。
「これが記憶水晶だ。魔物を倒した時に必ず落とすいわば魔物を倒した証拠品みたいなものだ」
「記憶水晶……」
俺もゴーグの真似をして近くに倒れているリトルゴブリンに近付き記憶水晶を探してみる。記憶水晶はすぐに見つかった。手にとって近くで見てみるとそれは緑色の宝石……俺がいた世界で一番近いものに例えるならエメラルドのようなものだった。
「(水晶というか宝石じゃないかこれ?)」
記憶水晶を自分が倒したリトルゴブリン3匹から回収しポケットに入れる。
俺はゴーグと一緒にアフォレスト大森林を出ようと元来た道を戻るようにして歩いた。
☆☆
記憶水晶。
魔物を倒した時に必ず落とすアイテムであり水晶の中にはその魔物との戦闘が記録されている。この水晶に鑑定魔法をかけることによってその記憶を見て誰がどの魔物を倒したかわかる。見た目はだいたい小さな宝石で、色は倒したモンスターに似た色(ゴブリンなら緑色の宝石)で、中には微弱なものではあるが魔力が少しある。そのため魔術師の中にはこの記憶水晶を常時持っていて魔力回復の道具として使用しているものもいる。
だが倒した魔物のレベルによって落とす記憶水晶の中に込められている魔力量、魔力濃度も高くなるためその魔力を体に取り込めばその魔力にのまれ死んでしまう危険性があるため基本は持ち運べる記憶水晶は5レベル以下のモンスターのものまでだ。
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