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お天道さんの人生観  作者: 柳瀬
3/3

サン

風呂場からのテンドウのシャワーの音を聞きながら、カリカリとシャーペンを走らせる。

白と黒で統一された彼の部屋は白檀の良い香りがする。落ち着く香りだ。

テーブルに参考書とノート、ワークを広げて次々と問題を解いていく。簡単だ、つまらない。宿題はとっくに終わらせている、これはテンドウが教えてくれる大学の内容だった。

(これも解けると知れば、どんな反応するんだろうな)

褒める?撫でてくれるだろうか、笑顔を向けてくれる?驚くか?それともーーーー怯える?

「っ!」

ばっと顔を上げて天井を見る。

疲れているのかなんなのか、思考はだんだん悪い方へと傾いていく。

落ち着け、テンドウが俺に怯えるなんて、そんなわけ、ない、……とは、言い切れないよな。

「…おれ、なにを、こんな、怯えられるのが恐ろしいなんて」

テンドウに特別思う何かがあるわけでもないだろう。怯えられても嫌われても一向に構わない。構わないんだよ、別に。



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