My ability?
久しぶりに書きました。これからもよろしくお願いいたします!!
12.My ability?
戦闘訓練が始まり、1ヶ月が経ちそうだ。基礎的なものはほとんどできるようになり、雑魚キャラみたいなのは余裕でもう倒せる。
しかし、まだわからないことがある。はっきり言ってこれこそ始めに知らなきゃならないだろと思えることだ。
それは......自分の能力【コピー】の使い方だ。これはどんな能力かすらはっきりもしていない。調べたがどこにも書いていなかったのだ。
――――さすが伝説の能力!!!!
と言いたいところだが、ただただやりたいという人がいないだけという事実を知っているので嬉しくもなんともない。ただ、この能力は凄く予想しやすい能力でよかった。
始めは、【コピー】=【複製】だから、影分身みたいな感じかな~?はやくやりたいな~。なんて軽く考えていたが、1ヶ月経ってまだ何にも分かっていないということになりそうなんて考えてもみなかった。
みんなに気づかれないうちに能力を使えるようになって驚かせたいという子供みたいな考えで誰にも頼らずに1ヶ月が過ぎそうになっていたが、もうそんな考えを捨ててでも能力が使いたいという思いが出てきたので、とうとう梨花さんに聞いてみることにした。
「すみません、梨花さん......ちょっと聞いてもいいですか?」
「ん~?」
いつも道理、仕事からは目をはなさずに耳だけ傾けてくれる。
「僕の能力はどうしたら使えるようになるのですか......?」
「前にも言ったかもしれないけどそれは人によって違うって。それに今使えるようになったって意味ないよ~?」
「え!?」
「これも前に言ったけど能力は体への負担が大きいの。それも君の能力ならなおさらよ。能力はね、人間のエネルギーを消費して発動するのよ。そのために今はもっと強い精神力と肉体をつけておいたほうがいいわよ。」
「ええっ!?ちょっと待ってください。なんでエネルギー=強い精神力と肉体なんですか?それにゲームじゃ肉体はつきませんよ?」
「薬を使うからだよ~。あと、あのゲームは特別だから、肉体もつくの!」
――――あのゲーム特別なこと多すぎでしょ!
「まぁ、わかりました。とにかく頑張ってもっと訓練しなきゃいけないんですね。」
「そーいうことになるね~。」
「じゃあ、今日はこれで失礼しまー......」
「ちょっと待って、このフォルダ整理していてくれる?」
「え?っちょ今日はもう終わりの時間になってますよ!?」
「嫌ならいいわよ。その代わりもう質問は一切受けないけどね♪」
「......わかりましたよ!」
「良い子でよろしい!!」
こんな感じで本当に1ヶ月が過ぎてしまった。