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episode 2 死にかけの悪役令嬢?


「んっ…ぅんっ…」


目が覚めるとそこは豪華絢爛、中世ヨーロッパ式の部屋だった。


(…コレ異世界に転移?転生?…鏡で確認しよ…)

私はすぐさま、鏡を探し自身の姿を確認した。


そして目の前の姿に驚愕した。

そう目の前にはーーーー美人のーーーー


(んじゃこれえーーー??!!)


ではなく、あまりに悲惨な、そう悲惨な!

ボロボロの髪、ぶつぶつの肌、脂ぎったおでこ、引き締まってない身体…

目の前には、年端17-16ぐらいのお世辞にも美しいとはいえない女の子が映っていた。


てっきり異世界転生?だと相場は美人悪役令嬢にときまっているのだけれども。


(うわぁ、いやでも17-16ってこんなもんだっけ?うわぁ…うわぁ)

初回からテンションだだ落ちである。


やる気なし。


今回の異世界転生なし!おわり!


私はみたくない現実の前に布団にもぐった。


(一体どういう事なんだろう)



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