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どこへいっちゃったんだろう

作者: GONJI
掲載日:2022/09/22

幼稚園の頃に仲のいい友達がいた

家も近所だしよく遊びにいっていた

その子のお母さんもとても優しい人だったと覚えている

ある日もうすぐ引っ越さなければならないと聞いた

理由は解らなかったけどいかないでほしいと願った

でもその子は引っ越していった

ただ、その家の表札は何も変わらなかった


小学校の低学年の頃よく遊んだ友達がいた

運動神経が抜群で頻繁に近所の空き地で野球をした

毎日そんな日が続いていたのに

ある日その子は転校することになった

また、友達がいなくなると寂しかった

そしてある日その子はやはり学校に来なくなった

ただ、その家の表札は何も変わらなかった


小学校高学年の時クラスメイトにとても愉快な友達がいた

ユーモアのセンスが抜群でいつもみんなで笑いながら過ごしていた

ある日担任の先生が教壇に立ち彼が引っ越しすることになったと話された

彼の最後の登校日にクラスメイトは一人ずつ彼に挨拶をした

元気でね!

彼は引っ越していった

ただ、その家の表札は何も変わらなかった


中学校の時クラスメイトに目立たない女子がいた

目立たないけどクラスメイトなので全員が知っていた

しかしあまり話すことも無かった

夏休みが終わると彼女は学校に来なくなった

どうも突然引っ越ししたらしい

今回は、表札は確認していないけど、何故誰にも何も言わずに引っ越ししたのだろう


今から思えば当時は子供だったので、理解できない理由があったのかもしれない。

ずっと同じような日々が普通に続くと思っていたから


もう長い時間が経ちすぎた

今では彼らの顔すら思い出せない

どこかで出逢ってもきっと解らない

でも、そんな知り合いがいたことは覚えている

自分が出逢った人数にカウントされている


ただ、いなくなった理由がわからないということがこれほどまでに記憶に残っていることが正直不思議で仕方がない

何のために覚えているのか?


これから先もきっと理由は分からないだろう

人生はそんなこともあると思うしかない


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