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どんなに時間がかかっても! 僕は君を待っている!

作者: 七瀬







・・・あの時の僕は、ただただ君の後ろ姿を見続けていた!



『なんで! 君は僕の言ってる事を信じてくれないんだ!』

『・・・私は、ただあなたの事が好きだっただけよ! それなのに

そっちこそ! どうして? そんな事をしたの?』

『僕は! 浮気なんてしてないよ! 何時だって、君の事を考えて。』

『そんなの信じられない! “彼女は? 私の親友の女の子なんだよ!”』

『・・・だから! 僕は、彼女とは? 何もないんだってば!』

『でも? 智花は違うよ! 本気で、陽ノ都の事が好きなんだって!

はじめて、私に話してくれたわ! あの子は? そんないい加減な事を

言う女の子じゃないわよ!』

『・・・僕は、智花ちゃんに! “ハメられたんだ!”』

『なんの目的で? そんな事をするって言うのよ! いい加減な事言わない

でよ! 私は、智花の事を信じるわ!』

『・・・七奈美、』






・・・あれから、3年!

僕は、未だに彼女が僕の所に戻ってくると信じて待っている。

彼女の親友の“智花ちゃん”とは? 本当に何もなかったんだ。

ただ、彼女の親友の女の子ということもあって。

彼女の悩みを、二人きりで聞いていたのは事実だけど?

僕には、七奈美がいたし! 智花ちゃんの事は、恋愛対象として見ていない!

そもそも、智花ちゃんと当時付き合っていた彼氏が、智花ちゃんに手をあげる

ようになったという話を聞いて。

僕が、ほっておけなくなった事は事実だ!

それに、当時! 智花ちゃんは、体中にアザができるほど。

彼氏に、何度も殴られていて! 本人も、【このまま彼氏と一緒に居れば?

私は、殺される!】 とまで真剣な顔で僕に話したからだ。

僕は、どうにか? 彼女を助けたくて! 智花ちゃんを入れて3人での

話し合いをする事を決める!

智花ちゃんも、そうしてほしいと僕に頭を下げて頼んだ。

僕は、智花ちゃんと智花ちゃんの彼と3人で会い。

話し合う事に決めたんだ!



『おい! 智花、コイツ? 誰なんだよ!』

『・・・私の親友の七奈美の彼だよ。』

『どうも! 初めまして、広川 陽ノ都です。今日は、智花さんから

いろいろと貴方の事を聞いてまして! 僕の方から3人で話が出来たら

と言って! 今日、貴方にも来てもらったんです。』

『何の話だって言うんだよ! それとも? 俺の女に、テメーが手を! 

出した話でもしに来たのか? あぁ!?』

『いえ! そういう事ではなくて! 貴方が智花さんに手をあげていると

言う話ですよ。智花さんの体にアザがありますよね? これは! 貴方が

したんじゃないですか?』

『・・・俺の女に、何してもいいだろうが! なあ! 智花、お前も分か

ってる事だろう! それでも、俺がいいんだよな?』

『・・・・・・』

『強制的に、智花さんに言わせるような事を言わないでください!』

『・・・ハァ!? ふざけてんのか? 俺はな! 智花の事を想って!

智花にしてる事なんだよ!』

『女性に、暴力を振るう事をですか? 貴方に、智花さんと付き合う権利

はありませんよ! もう、智花さんにしつこくつきまとうのは? やめて

もらえませんか? 智花さんも、それを望んでるんです!』

『・・・えぇ!? 智花、本当にそうなのか? 嘘だよな?』

『智花さん! 正直に、言ってもいいんですよ!』

『・・・ご、ごめん、私! 貴方と別れたいの。』

『コイツに? 何か吹き込まれたのか? おい! 智花! 今回はお前を

許してやるから! 俺に直ぐに謝れ! それから、家に帰るぞ!』

『・・・智花さん、』

『私は、謝らないわ! もう、貴方とは終わりにしたいのよ!』

『・・・智花、ふざけんなよ! 聞き訳がいい子に、直ぐに戻してやる

からな! おい! 家に帰るぞ!』

『・・・帰らない!』

『やめてください! 智花さんは、家に帰らないと言ってるでしょ!』

『・・・勝手にしろ!』

『・・・・・・』

『そうさせてもらいますよ。さあ~行きましょう、智花さん!』

『・・・ははい。』





・・・こうして!

智花ちゃんに、暴力を振るう彼氏から引き離す事に成功した!

だけど? どこでどうなったのか? 智花ちゃんは、僕の事を

好きだと言い出して、、、。

僕は、彼女である! 七奈美に誤解されたまま別れてしまった。

ただ単に、智花ちゃんは? 僕に情が移っただけだろう。

僕と七奈美との間に生まれた、“誤解は?”渦を巻くようにどんどん

僕達の仲を裂いていった。

ひたすら? 僕は七奈美の誤解を解くために、彼女にたまに会いに行く。

何故なら? 彼女が僕をストーカーだと! 警察に通報したからだ!

僕の誤解が、早く七奈美に理解してもらい、またあの時のように、、、。

元に戻れる事を信じて! 僕は、ずっと七奈美を待っているんだ。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませて頂きました。 狂気を感じる愛だなと思いました。
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